
いよいよ本格的な夏を迎える時期。
暑さへの対策はできていますか?
蒸し暑い夏は食欲が落ちて、食事を用意するのも食べるのも面倒で、つい簡単に済ませてしまいがち。
そのため、夏場は体重が落ちるという方も多いのではないでしょうか?
ただこの時、食事のバランスに配慮せず、筋肉を中心に落としてしまうと、消費するエネルギー量も減り、秋に食欲が戻った時にはいつも通り食べることでリバウンドしてしまいます。
暑過ぎる夏は、運動量が少なくなるという意味でも、筋肉は落ちやすくなるため、その分食事に気を付けることが大切です。
そのために重要なポイントの1つは、必要なたんぱく質を摂ること。
手軽なパンや麺単品になると、どうしても不足がちになりますので、ひと工夫をしたいですね。
ここで活躍してくれるのが練り製品。
日持ちして買い置きしやすい上、そのまま食べられる手軽さもあります。
旨みたっぷりで料理の具材としても使いやすく、価格が安定しているのも嬉しい点です。

栄養面でのメリットは、良質のたんぱく質が含まれていること。
消化性必須アミノ酸スコア(DIAAS)という小腸での吸収を考慮したたんぱく質の「質」で見ると、魚肉たんぱく質はトップレベル!
優れたたんぱく質のイメージがある肉や卵などよりDIAASが高く、筋肉の材料としても利用されやすいのです。
アスリートはもちろん、筋肉が落ちて体力の低下を感じている方にも、魚肉たんぱく質が摂れる練り製品は強い味方になります。
もう1つのメリットは低脂質であること。
材料となる白身魚には脂質がほとんど含まれていません。
脂を含んだ肉や卵に比べて、100gあたりのカロリーは約半分。
脂質異常症につながる飽和脂肪酸の量を抑えられるだけでなく、LDLを改善する可能性もあるなど、ダイエットや生活習慣病予防の味方になってくれるのです。
練り製品にも色々な種類がありますが、なじみ深い食材の1つは穴の開いた「ちくわ」。
小さいサイズだと、1本25~30g程度で、1本で3g前後のたんぱく質を含んでいます。
卵1個が6g前後なので、小さい2本で卵1個相当になりますね。

同様にスーパーなどで目にするのが、かまぼこ類。
板の付いた物や、笹かまぼこ、カニカマなど、様々な形態の物があります。
笹かまぼこは、朝食のメインとして食べる方もいるのではないでしょうか?
1枚50g位の標準的なサイズであれば、2枚で15g程度のたんぱく質が摂れるため、ご飯などと合わせて1食に摂りたい20g以上を満たせる優秀なおかずになります。
同時に塩分も摂れるので、熱中症予防にも貢献してくれますね。
カニカマはサラダの彩りにも使えますし、包丁を使わずにほぐすことができて、和え物やスープの具材にも使いやすい食材です。
近年は、ワンハンドで食べられるバータイプの練り製品が、コンビニやスーパーに豊富に並ぶようになりました。
仕事をしながらでも、スポーツ観戦をしながらでも、様々なシーンで口にしやすいというのは大きな利点です。
隙間時間での食事にも、上手に使っていきましょう。
ところで、さつま揚げは名前に「揚げ」が付いているだけに、油が多いと感じませんか?
ただ実際のところ、シンプルなさつま揚げの脂質は100gで2g程度。
吸油率は高くないので、フライ物のような油の多い食材ではありません。
カロリーも大きな違いはないので、選択肢の1つに加えて下さいね。
こんな便利で優れた練り製品ですが、塩分が多いのは気になるところ。
減塩タイプの商品もありますが、それでも他の食材より塩分は上がってしまいがちですよね。
この懸念点をカバーするために、塩分を身体の外に出しやすくする「カリウム」の多い食材を足したり、味付けで塩分の引き算をしたり、食事全体で工夫をしていきましょう。
例えば、ちくわの穴にきゅうりを詰める、カニカマをレタスで巻いて食べる、というのは、塩分を増やさずカリウムを足せる良い方法です。
ちくわを切って玉ねぎや茗荷、大葉などのように辛味や香りのある野菜と合わせると、塩味が緩和してさっぱりしますし、塩分を外に出す作用も高まります。

マヨネーズやごま油などを少量加えると、練り製品の塩味と生野菜がなじんで美味しく食べられますよ。
さつま揚げや笹かまぼこは、大根おろしを添えるのも良いですね。
もし、ひじきの煮物や切り干し大根など、煮物の素材として使う場合には、練り製品の調味料が煮汁に出てきます。
必ず途中で味見をし、調味料はいつもより控えめに入れることを意識するのがお勧めです。
優れたたんぱく源でありながら、加熱せずに食べられる練製品。
賢く活用して、暑い暑い夏も筋肉や体力を維持して乗り切りましょう!
エミ


