給食会社のスタッフが教える、朝食をとるべき理由

皆さんは朝食をどうされていますか、毎日きちんと食べていますか?
今回は、朝食を食べることの必要性をお話ししたいと思います。

一日の始まりは朝食からと言われています。
一日の体調を維持するためには大変重要なことで、一日を働くため、また学業に専念するために活力の源が朝食だと言われています。

早朝の勤務シフトがある企業や業種にもよりますが、朝食の必要性を理解し、社員食堂で朝食を提供している企業も少なくありません。

 

なぜ朝食をとる習慣をつけるべきなのか?

近年、朝食をとらない人が少しずつ増えているようです。
しかし、これはガソリンを入れずに車を走らせているようなものです。
健康を害するのと同時に、一日のリズムが崩れて仕事の能率にも大きな影響を与える可能性があります。

それでは朝食をとるのと、とらないのではどのような違いがあるのか。
その違いをお話ししたいと思います。

 

朝食をとるメリット

  1. お昼までの活動エネルギーを供給する。
  2. 身体の体温を上昇させ身体を目覚めさせる。
  3. 血液中のブドウ糖の量を上げ、脳の働きを助ける。

朝食は一日の始まりの大切な食事です。
食べると食べないではその日の活力に差がでて、働く意欲も違ってくるので朝食をとることは大変重要なことです。
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朝食をとらなかった場合

  1. 空腹が続くとインスリンが大量分泌して太りやすくなる。
    朝食を抜いて空腹時間が長く続くと一度に食べる量が多くなり、太る原因になります。
    また、一度にたくさん食べると血糖値が一気に上昇し、血糖値を下げるためのインスリンが大量に分泌されて太りやすくなります。
  2. 体温が低下し、エネルギーを燃焼しにくくなる。
    食事を抜くと省エネモードになり、脂肪が燃えにくくなります。
    更に脳の働きが鈍くなるので、一日の行動に支障をきたす原因になります。
  3. 体の筋肉量が落ちる。
    朝食を取らないことで、一日のカロリー摂取量が少なくなります。
    また、空腹時間が長いとエネルギー不足になり、筋肉のタンパク質が分解されてしまうので筋肉量が落ちてしまいます。
  4. 病気になるリスクが高くなる。
    空腹はストレスを感じさせ交換神経が刺激されるため、心拍数や循環する血液の量が増えて脳出血のリスクが上がります。
    朝食を抜くと、貧血や便秘にもなりやすくなります。

    子供達がよく学校などで貧血になり倒れることがあると聞きますが、約10%の子供達が朝食を食べないで学校に行くというデータが残っています。

朝食を抜く理由として次のようなデータがあります。
  • 出かけるギリギリまで寝ている40.4%
  • 食べる時間がない27.3%
  • 朝は気分が悪い25.5%
  • 朝はお腹がすいていない18.2%
  • 一日2食で十分14.5%

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理想の朝ご飯

それではここで、理想の朝ご飯のメニューをいくつかご紹介したいと思います。

  1. 雑穀米入りご飯
    白米に雑穀米を入れると栄養化がアップし、また腹持ちもよくなり少量でも満腹感が得られます。
  2. 梅干し
    梅干しは免疫力のアップ・整腸作用・疲労回復などの効果があり、食欲も進みます。
  3. 味噌汁
    美肌作り・健康促進・病気予防などの効能があります。
    また、みそ汁はワカメ・ネギなどを入れるだけで不足しがちな海藻類がとれるため、お勧めです。
    二日酔いなどの朝はしじみを入れるのも肝機能の向上にも良い方法です。
  4. 納豆
    大豆は畑のたんぱく質と言われています。
    ご飯と納豆を食べ合わせることでアミノ酸を補うことができ、たんぱく質の吸収などを良くします。
  5. フルーツ
    フルーツにはビタミンやミネラル食物繊維などが多く含まれているので、朝食時にとると良いです。
    また、朝食をとれない時などはフルーツとヨーグルトを一緒にとるだけでも良いと言われております。

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朝食をとることで一日の生活のリズムが良くなり、充実した心を豊かに保つことが出来ます。
逆に朝食をとらないと、様々なリスクがある事もお分かりいただけたと思います。

とは言え、朝は時間がなくてどうしても朝食を抜いてしまいがちです。
今まで食べずに出かけていた人は、なにか口に入れることから始めてみましょう。
そこから少しずつ、理想の朝食に近づけていきましょう。

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