ミネベア株式会社 藤沢工場 様

神奈川県藤沢市にある、ミネベア株式会社藤沢工場様

給食委託をさせていただいてから45年。
ケイ・エフ・ケイの黎明期からお付き合いのある、ミネベア株式会社藤沢工場様。

本日はその藤沢工場様で次長をされている高木様から、「食」に対するいろいろな想いをお聞かせいただきました。

「料理の質はチーフとスタッフの方々の考え方しだいなのですね」

―ケイ・エフ・ケイのサービスはいかがですか?

(高木)社員食堂だからコストパフォーマンスももちろん重要ですし、それでいて社員にはなるべく美味しく食べてもらいたいというのが正直なところです。

それが実現できるか否かは、社員食堂の調理の要であるチーフとスタッフの皆さんの考え方しだいなのではないかと思っています。

具体的には、「これ位のコストだったら、これ位しか出来ませんよ。」と考える人と、「限られたコストでも、そのコストの中で工夫して可能な限り人に美味しい食事を提供して喜んでもらいたい。」と考える人とでは、提供する食事の質に違いが出るのではないでしょうか。

当社の社員食堂で調理していただいているケイ・エフ・ケイの皆さんは、後者の人材(良い人材)だと思っています。
私の知る限り、当社藤沢工場の社員食堂に派遣いただいているチーフは一回交替しましたが、現在の方も前任の方と同様の考え方をしておられるようで、食事の質が良いレベルに維持できていると思います。一言で言うとプロ意識なのでしょうね。

―ありがとうございます。

(高木)また、質の高いサービスは大きな会社だから出来て、小さな会社だからできないということではないと思っています。

例えば人材紹介の会社とのお付合いにおいても経験があるのですけれども、会社規模と関係なく、そのテリトリーの営業マンの資質次第だと思っています。

杓子定規な営業をしている営業マンですと、当社としてもそういう会社から人材のご紹介を受けようとは思いません。やはり、目配り・気配りがあって、顧客が心配しているようなこととか、聞きたいようなことを予め「こういうことが知りたいのだろうな」「こういうこと心配しているのだろうな」と先回りして、黙っていても対応してくれる、そういう営業マンなら信頼が出来ます。社員食堂の運営もそれと同じでしょうね。

気配り・目配りってとても大切ですよね。
そういう意味で、ケイ・エフ・ケイさんは良い対応をしてくれていると思いますよ。

―あ、ありがとうございます。

 

「たかが天かす、されど天かす」

(高木)もうひとつ、食の話をする時に私は天かすのことを話すことがあるんですよ。

―天かす?

(高木)そう、天かすです。「たかが天かす」…。

―「されど天かす」?

(高木)そうなのですよ。(笑)
何と申しましょうか、私のような昭和の世代の人間ですと天かすというと、本当に天ぷらを揚げた時に出る不揃いな形をした”衣のかす”なわけですよ。

野菜だとか魚だとか天ぷらにして揚げた時に出る”かす”だし、油にもそういう素材のエキスが出ているところで天かすになっているわけですよね。それが本当の天かすだと思いますし、美味しいわけですね。

ただ、最近の天かすはどこかの工場で作った、均一な形の、油で揚げたとは到底思えないような加工をしているのではないですかね。そういう天かすは美味しくはないですね。

―あ~、既製品といった感じの…。

(高木)既製品? そういうことですね。
お惣菜を取り扱っている店舗で天ぷら揚げているようなところは、たまに余った天かすをパックに入れて100円位で販売していますが、そういうところは少なくなりましたね。大方が袋詰めされた既製品ですね、

そんな既製品の天かすがうどんに入っていたら食欲も湧きませんよ。(笑)

―確かに美味しくないですよね、既製品は…。

(高木)ケイ・エフ・ケイさんはうちの工場で、麺類コーナーに天かすが置いてあって好きな人は入れて下さいという方式なのですけれども、その天かすはまともな天かすですね。

まあ、ホントに天ぷら揚げた時の副産物の天かすではないと思いますが。でも、天かすは天かすとして、手間暇かけて油で揚げて作っていると思いますね。
それがここの工場の厨房で作っているのか、それともどこかで作って持ってくるのかは知らないですけどもね。(笑)(※1)

麺類に天かすを添えるというのも、調理スタッフの方々が社員のことを、よくわかっていらっしゃるからなのだと思いますね。当社の工場では350名以上の社員が実際に機械回して肉体も使って働いているので、やはり味にコクがあるもの、油っ気を感じるものっていうのを美味しく感じるのだと思いますね。

食事時に社員食堂の様子を見ていると、きつねそば派よりたぬきそば派が多いみたいですね。ケイ・エフ・ケイさんも、そう感じませんか?

―そうですね、はい。

ですから、日本そば・うどんの時には、ほとんど必ずと言っていいほどセルフサービス方式で天かすを添えてくれていますよね。それも好きなだけ入れられる方式ですから、サービスを受ける側も喜んでいますよね。だから「たかが天かす、されど天かす。」

ただ、天ぷらそばとか、かき揚げそばの時は出ないですけどね(笑)。

―それは、まあ(笑)
料理について、他に何かありますか?

(高木)そうですね。例えば挽き肉を使った料理。それはコストパフォーマンスを考えて、しかも一度に550名分以上の食事を作るわけですから、冷凍食品をはじめとする既製品を使うことも仕方がないと思いますよ。

しかし、ケイ・エフ・ケイさんには手作りに拘る面を感じています。例えばスコッチエッグだとか、夏場になると提供されるピーマンの肉詰めだとか。これらのメニューを挽き肉から練って、社員食堂の厨房で作っているのかどうか(※1)は知らないですけれど。(笑)
誰が食べたってあれは「手作り」としか思えないですよ。

だから、社員から人気がありますし。ああいう形で提供してもらえるのは非常にいいなと思っています。

他方、ハンバーグなど一部は冷凍食品が使われていると思いますけど不味くないですし、チーズインハンバーグなんていうのが流行るとそういうのを積極的に取り入れて反映してくれるし、既製品を使うにしても工夫をしてくれていますよね。

―ありがとうございます。健康管理面では如何ですか?

(高木)そうですね。最近は年に一回の定期健康診断でウエストサイズを測るようになっていることからも、企業における社員の健康管理が重視されてきていますから、社員食堂でも健康に配慮したメニュー作りは大切だと考えています。

当社も健康管理室に看護師資格を持つ社員が専任でおり、人事総務課にも社員食堂担当を置いていますので、定期的にケイ・エフ・ケイさんと打ち合わせさせていただいています。

打合せでは、例えばご飯(炭水化物)の分量について議論もした上で、ご飯には「小盛り」「中盛り」「大盛り」の3種類を用意しております。その分量も「大盛り」が多分、世間一般で言う「普通盛り」、そして「中盛り」が「小盛り」なんですね。「小盛り」になると、ホントに「小盛り(100g)」になる(笑)。

ただ、「その中からのチョイスしかありませんよ」と言うのではなくて、大盛りで足りない人はもっと盛ってと言えばちゃんと盛ってもらえるシステムになっている。そういう点も気が配られているというか、柔軟に対応していただいていると思っています。

他方、昼食の定食は普通の定食とヘルシータイプの定食の二種類を用意いただいていることも、健康管理面では良いことだと思っています。

―色々具体的にありがとうございます!

(高木)このインタビューは具体的な話をするしかありませんからね。(笑)

(※1)ミネベア藤沢工場様の厨房で作っております(笑)

 

―そうしましたら今後、私共ケイ・エフ・ケイに期待する事とかはありますか?

(高木)期待する事は、現在でも大体実施していただいていると思っています。

夕食についても、社員食堂で食べる人数が少ないにも拘らず、社員が選択できるように二種類の定食を用意して温かいものを提供していただいていますし、朝食はビュッフェスタイルで、各自が並んでいる料理を好きに選んで食べられるようにしていただいています。
朝食のメニューをたまに見るんですよ、どういうもの並んでいるのかなと思いましてね。
ちゃんと野菜、肉、魚のバランスを考えて用意してくれていますよね。

それでも中にはソーセージだとか肉ばっかり取る社員もいますけどね。(笑)

―その辺は個人の好みなので…(笑)。

(高木)そうですね。健康管理は自己責任の範疇ですからね。

朝食について、社員の中に、昨日の夕食と昼ご飯の時に残ったおかずが出る時があると言う人がたまにいますが、私は気にしていません。衛生面で問題あるのなら別ですけどね。

―あ、いや…、まあ、そう言っていただけると助かりますが…。なるべくコストも抑えるようにやっているものでして…。申し訳ないですけど、昨日のメニューとかぶってしまうことがあると言われてしまうのかも…。勿論、衛生面では問題ありません。調理したものの残りではなく、材料で残ったものを新たに調理していますから。

(高木)そうですね。衛生面が大丈夫なら、余った材料を無駄にしていないという事ですから問題ありませんね。

 

「業種に特定されない」

―最後になりますが、ケイ・エフ・ケイのサービスはどんな業種や企業に向いていると思いますか?

(高木)そうですね。前置きが長くなりますが、ケイ・エフ・ケイさんには、当社の要望で他にも色々やってもらっていますね、

例えば、来客時に出していただいているお弁当、これは重宝しています。
会議室で、お客様と会議しながら会食できることもありますしね。

それと年に1回開催している納涼祭での飲食の提供ですね。
その日は、近隣の方々にも工場内の敷地を開放して、お祭りの縁日気分を味わっていただいています。

その際の、飲食もケイ・エフ・ケイさんにお任せしておりますが、本当に縁日的にやってくれるわけです、その場で焼き鳥焼いたりしてね。しかも衛生面に十分注意した上で。

―はい!やらせていただいています。

(高木)また、話は元に戻りますが、社員食堂の昼食がマンネリにならない工夫もしていただいています。

昼食後のデザートとしてケーキ食べ放題の日を設定するとか、夏場になるとコスト面を工夫してスペシャルメニューとして年1回は鰻を提供してくれたり、毎年、4月に新入社員が入ってくると新入社員が考案した料理を、昼食メニューとして提供してくれたり等。

“食”に関することは顧客(企業)の要望を取り入れて柔軟に多岐にわたって、対応いただける姿勢があると思いますから、どの業種や企業に向くかと聞かれましても、向き不向きは特定されないのではないでしょうか。

人に食を提供する基本的な考え方、目配り・気配り、柔軟な対応等を、企業理念として今後も継続していただければ、顧客側の当社としても安心ですね。

―ありがとうございます。
それでは本日は本当にお忙しいところありがとうございました!

 

※内容・情報は取材当時のものです。

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