給食業界に於ける人手不足と、その中で求められるサービスの向上

日々の営業活動において、お客様とお話しさせて頂いた際や営業部へのお問い合わせに対応した際、よく耳にする言葉があります。

それは「人員不足で困っている」という言葉です。

以前から耳にしていましたが最近、仰っているお客様が急激に増えたように実感しております。
現在、我が国においては人員不足の問題は、給食業界だけではなく飲食業界や各業界で深刻化しております。
人手不足倒産というケースもあるようです。

私が肌で感じた事、よく言われている問題をいくつか挙げさせて頂きますと…

  • 体力を使う仕事の割に給料がそこまで良くない
  • 雇用した社員やパートが数年で辞めてしまう等、離職率が高い
  • 勤務時間が早朝
  • 福祉施設等は配膳のミスや異物を混入してしまうと命に係わる問題となってしまう為、敬遠されてしまう

上記の様な要因で、なかなか人員が定着しなくなっているのは事実です。

しかし、我々給食会社にお客様から求められる要望や課題のレベルは高くなってきており、給食業界全体へのニーズが高まって来ているのも事実です。

たとえば、私の住んでいる地域では、学校給食は小学校まででしたが、都内では中学校まで給食が実施されている地域があります。
ところが現代では高等学校にも学校給食を導入してほしいとの声が多くなっていると耳にしました。

それは何故か?

共働きの家庭が増えているのも原因の一因だそうです。
保育園も徐々に新設の園が出来てきております。
待機児童を解消する為でしょうか、営業部へのお問い合わせも新規保育園様から頂ける事がかなり多くなってきております。

 

・社員食堂でも求められるサービスの向上

社員食堂の方でも健康を維持する事を視野に入れた低カロリーの“ヘルシーメニュー”や、野菜をふんだんに使った“ベジタブルメニュー”、塩分を控えた“減塩メニュー”等のアイデアや、一工夫加えたメニューを要望される事も増えてきております。
様々なメニューを導入して料理のクオリティを上げ、社員食堂を“良質なお食事”を提供する場にしたいと考える企業様も増えてきており、ニーズの高まりをここでも実感しております。

※社員食堂のメニュー例
株式会社ケイ・エフ・ケイ「メニューについて」

一方で、お食事にお金を掛け従業員・利用者を満足させたい、と考えておられる企業様や法人様ばかりではありません。
実際には、出来るだけコストを安く抑えたいと考えていらっしゃるお客様もいらっしゃいます。

 

給食会社へのニーズは増える一方で、それに見合う売上を確保することが課題になっております。
売上が伸びなければ仕事ばかりが増え、待遇は良くなりません。
その結果、従業員の定着率の低下につながる。
これはどの業界にも該当する事だとは思いますが、そんな葛藤の中、我々は日々の業務に取り組んでおります。

 

・「手作り」にこだわる理由

我々、株式会社ケイ・エフ・ケイがスローガンに掲げている「手作りで家庭に近い暖かいお食事提供」は、確かに手間が掛かり人員も必要としている業務形態ですが、野菜の切り方や調味料の加減一つで料理、及び味付けというものは変わってきます。
最近導入する施設が増えてきましたクックチルや冷凍品・レトルト・完全調理品等の機械で作られた物には出せない“手作りの味”が出せるのです。

 

現場調理は確かに、セントラルキッチン方式より手間がかかる食堂運営形態ではあります。
ですが、その現場で実際にお客様の前でお食事を作り、食べて貰う事で人を笑顔に出来る事もあります。
体力に自信がある方や料理が大好きな方、調理という物を勉強・研究したい方には是非とも参入して頂きたい。
給食業界はそんな素晴らしい業界です。

この記事を読んで頂けた方が少しでも給食業界や飲食業界に興味を持って頂けたり
実際にこの業界に飛び込んできて頂ければ幸いです。

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・株式会社ケイ・エフ・ケイ
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