今年も残すところ1ヶ月余り。
宴会の予定が多くなる季節ですね。
その後に控えるお正月もあり、1年の中でも体重が増えやすい時期になります。
この時期に増えるのは当たり前。
何も考えずに過ごして、後でダイエットすれば良いと考えている方もいるかもしれません。
でも繰り返しているうちに、年々体重が戻り切らなくなっていませんか?
急激な体重増加は脂肪の増加に、急激な体重減少は筋肉量の減少に繋がります。
極端な増減で代謝を下げて太りやすい身体にならないよう、この時期の変動を最小限に抑える努力をしたいですね。
では、体重増加を抑えるポイントは?
1)チェイサーを入れてペースダウンを
宴会でアルコール量が多くなる方は、アルコールの横にチェイサーを置きながら飲むのがベスト。
ホームパーティーの場合は、必ずお茶や水も用意しておき、一緒に飲むことを心がけましょう。
お店の場合も、頼めばお水を出してくれます。
これにより、アルコールの全体量が抑えやすく、アルコールによる脱水も緩和されて、内臓も順調に働きやすくなります。
また宴会では、色々な料理が食べられるのも楽しみの1つ。
だからこそ、食べ過ぎないためには、お代わりをしないで食べる事を徹底しましょう。
そのために、食べ物はゆっくり食べるのが大切。
大皿から取り分けて食べる時、他の方より早く食べ切っていませんか?
お皿の中身が空になると、お代わりを勧められやすくなります。
特にお腹が空いている前半はペースが早くなりがちなので、隣の方より早くならないように、一口を小さくして少しずつ食べるのも大切です。
色々な方とたくさん会話しながら過ごすのも、食べる量を控える方法の1つですね。
2)野菜、海藻、きのこ類はいつもより多く食べる
野菜や海藻、きのこ類。
これらは食物繊維が多く、血糖値をゆっくり上げて脂肪に変わるのを防いだり、満腹感を得やすくしたり、体重増加を抑制する働きがあります。
野菜サラダや酢の物などは、宴会でも積極的に食べましょう。
好きなものを頼める時は、野菜料理を1品追加すると良いですね。
お店を選ぶ時は、鍋料理のお店がお勧め。
野菜の中でも、鍋に入れる長ねぎ、白菜、春菊などはどれも低カロリーですし、えのきや椎茸などのきのこ類も摂ることができます。
肉を1口食べたら、野菜やきのこ類を3口食べるように意識すると良いですね。
ちなみに、腸内環境が良好であれば、ビタミンB 群を作り出す善玉菌も増え、代謝が上がって太りにくくなります。
野菜などの食物繊維の多い食材で善玉菌のエサを増やし、腸内環境を整えておきましょう。
宴会時に十分食べられなくても、昼のうちにサラダや和え物などのおかずを多く食べておく、パックのメカブを翌朝食べるなど、前後のタイミングで増やすのも良い対策です。
3)調味料を減らす
さりげなく添えてある調味料類。
出てきたら必ず使う物と思っていませんか?
これらはカロリーが高い物も多いため、要注意です。
また、調味料の使い過ぎで味が濃くなると、アルコールも進みやすくなります。
カキフライにタルタルソース、唐揚げにマヨネーズはよくある組み合わせですが、揚げ物のカロリーをさらに引き上げて体重増加を加速させる原因に…。
調味料は使わずに食べるか、レモンを絞って食べることで、大きくカロリーカットできます。
刺身の醤油も最低限を心がけ、塩分が高くならないように気を付けて下さいね。
4)早めのリセットを
食べ過ぎた後は早めの軌道修正を。
肝臓に蓄えられている48時間の間に体に入れるカロリーを抑えると、体脂肪として蓄積されるのを防ぐことができます。
食べ過ぎた後は食物繊維の多い食材を中心にしてカロリーを抑え、身体の中のお掃除をしてあげましょう。
同時に十分に水分を摂ることにより、血流が良くなり代謝も高まります。
雑炊やリゾットは、食物繊維や水を同時に摂れるため、リセット食にお勧めです。
白いお米より玄米や胚芽米など、精製度の低い米を使えば、代謝に必要なビタミンB群も補強できます。
例えば、レトルトの玄米がゆを常備して、レンジやグリルで加熱した舞茸を加えてみてはいかがでしょうか?
しらすや鮭フレークなどで魚をプラスすると、味もバランスもアップします。
あるいは、オートミールも食物繊維やビタミンB群を多く摂ることができる食材です。
食べ過ぎ後の48時間のために、あなたに合うアイテムを買い置きしておくと、スムーズに対応できますね。
そして勿論、このタイミングの休肝日は重要。
飲み過ぎた翌日だけでなく、さらにもう1日続けて休肝日を作ることが、リセット効果を引き上げてくれます。
悩ましい宴会の季節。
要所要所の工夫で体重をセーブし、心も身体も身軽に乗り切りましょう。
エミ