
中東情勢の影響から広がった「ナフサ不足」。
住宅や車の資材の不足など、個人の力では解決し難い問題が起こっています。
そしてその影響は、私たちの身近な食にも…。
ナフサはプラスチックの主要な材料です。
スーパーでもらうポリ袋はもちろん、野菜を包むビニール袋、肉や魚のトレイ、お惣菜の容器、さらには調味料のボトルなど、食においても様々なナフサ製品で溢れています。
現代社会で、これらを一切消費せずに生活することは、もはや現実的ではないかもしれません。
そんな中、私たちができるのは、「無駄使いしない」「今あるものを大切にする」ことではないでしょうか?
1人1人が少しずつ消費量を減らせば、確実に必要量を減らすことができます。
食に関わるこれまでの行動をちょっと見直して、ナフサの消費量削減に貢献していきましょう。
まずお勧めしたいのは、キッチンでの古布の活用。
着古したコットンTシャツやタオル類は、小さく切ってストックしておきましょう。
カレーを食べた後のお皿や肉を焼いた後のフライパンなど、落ちにくい調味料はまず古布で一拭き。
これをするだけで、洗剤の使用量をグンと減らすことができます。
洗剤の界面活性剤にナフサが使用されることも多いそうですし、洗剤の使用量が減れば、購入するプラスチック容器も削減できますね。
すすぎに使う水の使用量も、圧倒的に減らすことができます。
もし、シリコン製のヘラ(スクレーパー)がある場合は、それを使って鍋に残ったソースやボウルのドレッシングなどを掬い取るのもお勧め。
これまでプラスしていた生野菜の調味料を減らしつつ、洗剤や水の使用量も削減できる一石二鳥の方法です。
また、醤油やみりん、焼き肉のタレやドレッシングなど…。
毎日使う調味料の容器にも注目!
プラスチックや瓶、紙パック入りのものがありますが、皆さんはどんな物を選んでいますか?
つい軽くて持ち運びやすいプラスチックの物を選びたくなるかもしれませんが、ナフサ削減の視点からは瓶や紙パックがお勧め。
瓶の蓋やラベル、紙のコーティングなどにプラスチックが使われているものの、オールプラスチック製品より、ナフサ削減効果は当然ながら大きくなります。
ジャムやはちみつ、ソースなどが入っていたビンは、綺麗に洗って再利用を。
耐熱性もあり、手作りピクルスの容器としても最適です。
プラスチック製の容器を買い足す前に、これらの活用をご検討下さいね。

次にラップ類。
調味料以上に消耗が激しいプラスチック製品です。
キッチンに欠かせない非常に便利な製品ですが、使い捨てのラップはゴミを増やし、ナフサの消費量を増大させてしまいます。
「本当に必要?」と考えながら使うのも大切ですね。
例えば、少し残ったおかずは、お皿ではなくタッパーに入れて保存する、温め直しの時には、シリコン製の蓋を使う方法に変えてみるのも良いでしょう。
ご飯はラップに包んで冷凍するのではなく、保存用タッパーに入れることでそのままレンジ加熱できます。
蓋は他のおかずを温める時に、ラップの代わりに使うのはいかがでしょうか?
タッパー本体を、フードカバー代わりに使うこともできます。
自宅にあるアイテムを見直し、有効利用する方法を考えるのも楽しいですね。

そして、ゴミ袋も家の中にあるものを上手に活用してみましょう。
例えば、新聞紙を折ってゴミ袋にする方法があります。
生ゴミの水分や匂いを吸収してくれるのもメリットです。
新聞をとっていない場合は、ポストに投函されるチラシを使ってゴミ袋を作ってはいかがでしょうか?
自治体の分別ルール上問題なければ、「プラスチックゴミ」になるパン袋も、ゴミ袋として活用できます。「ポリ袋」の購入費削減になるのも、嬉しい点ですね。

さらに、気温が上がると消費量が増える飲料類。
ペットボトル飲料を出先で購入するのが当たり前になっていませんか?
マグに入れて水やお茶を持ち歩けば、ペットボトルの消費量を減らすことができます。
自宅に眠っている「マイボトル」があれば、これを機に活躍させてあげて下さい。
水分を携帯する習慣は、熱中症予防のためにも大切です。
当たり前のように「使い捨て」しているプラスチック商品。
不要な購入量を減らすことは物価高対策となり、自分にも、日本にも、そして地球にも優しい節約にもなります。
「ナフサ不足」という課題を機に、サステナブルな工夫探しを楽しんでみませんか?
食からできる小さな工夫が、より良い未来につながることを願っています。
エミ

