「米余り」の危機?!米を食べて農家さんを応援しよう

 

2024年の令和の米騒動より一転、今年は「米余り」で新米価格の下落が問題になっています。
もしかしたら、「ラッキー」と思う方も少なくないかもしれません。
一方で、増産したら余って値崩れしてしまう…と振り回されている米農家さんのことを思うと、本当に切なく感じます。

日本の令和7年度の食料自給率は、カロリー(エネルギー)ベースで37%、国内の畜産物の飼料が輸入であっても「国産」とした食料国産率も46%に留まります。
角度を変えてみても、食料自給率は半分にも満たないのが現実です。
生命線である食料が、どんどん外国に依存していくことに、不安を感じざるを得ません。
その中で唯一自給可能な食料が「米」です。
日本の米農家さんが廃業してしまえば、米さえ世界情勢に大きく振り回されることになります。
身体に良い和食を食べ続ける環境を作るためにも、そんな食料問題にも目を向けて、1人1人が米を食べる機会を増やしていきませんか?

20260924img_01

 

米を控える理由の1つとして、「糖質制限」があるでしょう。
食事の聞き取りをしていると、「痩せるため、メタボ対策のために米を抜く」という方は未だに多いと感じます。
もちろん、夜遅い食事で米の量を減らした方が良い場合もありますが、米を抜いた分肉などのおかずを増やして、逆にエネルギーが増えているケースも多く見られます。
そうなると本末転倒です。
さらにご飯以外のおかずを増やすことで、栄養素のバランスも崩れてしまいます。

そもそも「炭水化物は控えた方が良い、たんぱく質はたくさん摂っても良い」と考えてしまいがちですが、食事摂取基準で示されているエネルギー比は、炭水化物が50~65%、たんぱく質が15~20%、脂質が25~30%です。
エネルギーのうち、半分以上を炭水化物から摂るのが、様々な疾病予防の視点で理想的とされています。

20260924img_02

そのために、一定量の主食で炭水化物を摂ることは、健康維持に大切です。
小麦と比較した米のメリットは、純粋に米だけで食べやすく、栄養価の調整がしやすいこと。
小麦製品は、パンや麺類などに加工されたり、小麦粉そのものが様々な料理の材料になったりします。
例えば、うどんであれば、塩が添加されている上にめんつゆが必要で、どうしても塩分が高くなってしまいます。
一般的なパスタやラーメンは、塩分に加えて脂質も多くなりがちです。
小麦粉を使ったお好み焼きやたこ焼きも油をたくさん使いますし、ソースをたっぷりかけて食べることでしょう。

20260924img_0320260924img_04

シンプルな食パンでさえ、脂質や塩分が使われています。
「余分な物を足さずに食べる」というのが、難しいのが小麦粉製品です。

それに対して、米は水だけを加えて「ご飯(めし)」として食べられます。
過剰になりがちな脂質や塩分はほぼ含まず、身体に必要な良質のエネルギー源になります。
「お米は良くない」と他のおかずや小麦粉製品に入れ替えていた方は、味付けしないシンプルなご飯との組み合わせを再検討することをお勧めします。
おかずと一緒にご飯も食べることで、お通じが良くなったり、余分なお菓子がなくなったりする可能性もありますよ。

さらに米の強みは、粉にしてから加工するパンや麺などの「粉食」と違い、「粒食」であることです。
特に麺類は、噛まずに素早く食べ、「喉越し」を楽しんでいませんか?
米は「粒」のまま食べるため、意識次第で噛む回数を増やせます。
また、麺のように時間が経つと伸びてしまう心配もないため、落ち着いて食べやすいのも利点です。
たくさん噛んで時間をかけて食べることで、満腹感が上がって食べ過ぎ防止に。
食欲の秋で悩む方は、ぜひ粒のお米でよく噛むことを心がけていきましょう。

20260924img_05

そしてもう一つ、お米に含まれるレジスタントスターチは、1時間ほど常温で冷ますことでグンと増えます。
レジスタントスターチは、胃や小腸で消化されずに大腸まで届き、食物繊維のような働きをしてくれる存在。
野菜や果物などの不足で食物繊維が不足している日本人の味方です。
お米は炊き立てだと大抵どれも美味しく食べられますが、冷めた時こそ新米と古米の違いが際立つもの。
炊き立てにこだわらなくて良いというのも、この時期ならではの手軽さです。
レジャーに行く時、ファーストフードをテイクアウトするのではなく、白いおにぎりを持参しておかずだけ買い足せば、身体に良いレジスタントスターチを確実に摂りつつ、コストも抑えられます。

20260924img_06

 

私たち日本人の食と健康を守るお米。
この先も安心して手に入れる環境を作るために、食べる機会を増やして、農家さんを応援していきたいですね。

エミ

このサイトの運営会社は

・株式会社ケイ・エフ・ケイ
kfk_hp_banner

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事