猛暑の夏の熱中症対策。身体の中のヒートアップを防ぐには??

 

近年は温暖化のせいか、気温が35度を超える「猛暑日」が当たり前のように登場しますね。
またコロナでマスクが必須となっている今、これまで以上に「熱中症」になりやすいのが事実です。

エアコン、日傘、ひんやりタオル、ミニ扇風機など…熱中症予防のアイテムを適度に活用していきましょう。
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同時に内側からも体温を下げる工夫をしていくと、暑い時期も快適に過ごすことができます。
口から入れる飲み物や食べ物のポイントを整理してみたので、皆さんもチェックしてみて下さいね♪

1)水分補給

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熱中症と言えば、まず一番に思い浮かぶのが水分補給ではないでしょうか?
適切な水分補給は、間違いなく熱中症予防の柱となる対策です。
冷たい飲み物が心地良い夏は、自然に水分補給は増えていきますが、補給の仕方にも注意したいところです。

人は汗をかいたり、皮膚から水分を蒸発させることで、体の熱を逃がし体温調整をします。
そのため体を冷やすために出ていく分を補うべく、いつもより多めに水分をとることが重要!
水や麦茶など砂糖の入っていない飲み物を、少しずつこまめに飲むようにしていきましょう。

特別な運動をしない場合も、手元に水分を用意しておき20〜30分に1回は飲みたいところ。
10時や15時のブレイクタイムだけだった!という人は、まずはこの習慣の見直しをして下さいね。

体の中の水分が減ってくると「喉が渇いた」と感じるようになりますが、これは既に水分補給が追いついていない証拠。
喉が渇いたから飲む」ではなく、「喉が渇かないように飲む」の意識が大切です。
さらに体の水分量が減ってくると、汗を止めて体の中に水分を確保するようになるため、「熱を冷ます」働きがグンと下がっていきます。

また補給が足りず体の中の水分量が減ってくると、体内の塩分濃度が高くなり、汗と一緒に外に出す量も増えていきます。
その場合は、体の水分量を保つために塩分も一緒に補っていく必要が出てくるのです。

これを判断する目安として、尿の色をチェックするという方法があります。

通常、尿は薄い黄色ですが、濃い黄色、あるいは茶色っぽくなってきたら要注意!
出ていく塩分が多くなっている証拠なので、補給の頻度や量を上げていきましょう。
但し、ビタミン剤やビタミン添加のドリンクも尿が黄色くなることがあるため、この影響を考慮しながら色の確認をして下さいね。

激しい運動中はどうしても一度に大量に汗をかいてしまうので、塩分も一緒に補う必要があります。
スポーツドリンクや塩分補給ができるタブレットなどを使って、塩分と一緒に補給する工夫もしたいところです。
但し、これらをむやみに活用すると糖質のとり過ぎにも繋がります。
特に持病のある人は、専門家に相談して使い方を決めていきましょう。

そして塩分補給のために、ラーメンの汁を飲み干したり、しょっぱい漬物をたくさん食べるという話を聞いたことがありますが、その必要はありません。
特に日本食は味が濃い料理が多く、普通の食事では必要量を遥かに上回った塩分をとっています。

むしろ、気を付けたいのは「食事を抜かないこと」。
通常の食事をしていれば、1日3回に分けて程よく塩分の補給をしていることになるのです。
あまり食欲がない朝も、おにぎりやパン、スープなどを口にすることが、熱中症対策に繋がります。

 

2)熱を冷ます食材を取り入れる

季節の野菜はその時期の身体のトラブルを防ぐ作用がありますが、胡瓜、トマト、茄子、ズッキーニなどの夏野菜は暑い時期に身体の内側から熱を取ってくれる働きがあります。
これらの夏野菜をコンスタントに食卓に並べて食べる事が、体のヒートアップを防ぎ、熱中症になりにくい体を作ります。

料理をする機会が少ない人は、ミニトマトをそのまま、胡瓜に味噌や塩を付けてシンプルに食べるのも良いですね。
茄子やズッキーニ、トマトを使ったラタトゥイユは、この時期こそ積極的に取り入れたい料理です。
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沖縄料理でおなじみのゴーヤは、特に熱を冷ます働きが強い野菜。
郷土料理で使われているのも納得です(^ ^)
最近は猛暑のせいか!?沖縄に限らず身近な野菜となっていますので、暑さの厳しい時期にはぜひ食して下さいね♪
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そしてゴーヤチャンプルーの素材として連想される「豆腐」も、体を冷やす代表的食材。
ハンバーグに練り込んで豆腐ハンバーグにしたり、麻婆豆腐にするなど、メインとしても活用していきましょう。
但し、もちろん絹豆腐の冷奴も、暑い日の体の管理に良いメニューとなりますので、ストックして取り入れていくと良いですね。
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夏の果実と言えば筆頭に来るスイカは、熱を冷ます熱中症の予防にピッタリの食材。
約9割が水分で、食べながら飲み物を飲んでいるかのように喉を潤してくれます。
暑い日のおやつとしてデザートとして、ぜひ取り入れて下さいね。
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スイカは塩をかけると甘みが増すと言われますが、熱中症予防の観点からもこの組み合わせは相性バッチリと言えるでしょう。

 

また年間を通して手に入れやすいバナナキウィも、ヒートアップを防ぐ果物です。
定期的に購入して、食べられるようにしたいですね。
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バナナは気温が高いとすぐ皮が黒くなってしまいがちですが、そんな時は皮をむいて一口大に切り、ラップに包んで冷凍しておくのもお勧め。
シャーベットのような感覚で、食べたい時に少しずつ食べられますよ。
アイスに比べてグンとカロリーダウンできるので、特に夏太りが気になる方もお試し下さいね。

冷凍フルーツと言えば、最近はマンゴーも店頭で見かけます。
こちらも熱を冷ます作用があるので、冷凍バナナ同様ヘルシーなシャーベットとして楽しむと良いですね。

そして生姜やにんにく、大葉などの体を温める食材については、薬味程度であれば神経質に避ける必要はありません。
但し、唐辛子や胡椒は温める作用が強いので、特に汗の量が多い時は控えめにしていきましょう。
外食でテーブルに置いてあるラー油や胡椒、コチジャンなどは、この時期は少なめを心がけて下さいね。

 

年々暑さが増す夏。エアコンを効かせて暑さを避けるだけでなく、内側から身体のヒートアップを防ぎ、熱中症を予防していきましょう。

エミ

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