暑い季節になり、夏の食材を使いお客様に夏バテしないよう今年の夏も乗りきって頂く為に美味しいお食事をご提案したいと考えております。
去年メディカル事業部内の特別養護老人ホームで行いました7月から9月に季節の行事食をご紹介します。
【 7月 】
7月7日は七夕です
献立名 七夕のメニュー
小鉢 玉子豆腐 天枝豆
揚物 天ぷら(海老・小茄子・茗荷の子・ピーマン)
食事 そうめん 胡瓜・蝶人参・薬味
甘味 3色白玉フルーツあんみつ
〇そうめんは1年ごしとか2年ごしの意味
そうめんはうどんと同様に小麦粉を練った生地を伸ばして作ります。
それを細く切ってから竹などの竿につり下げ、重みで伸びてきたら植物油を塗ってさらに細く伸ばしてから乾燥させます。
この表面を植物油が蒸発して、油臭さが取れるまで1年~2年かかるといわれ、寝かせるほどに歯ごたえもよくなります。
そうめんは1年ごしより2年ごしといわれるわけです。
【 8月 】
夏は盆踊りを見ながら屋台の食事で納涼祭
(職人さんが焼いた焼きそば)
一度厨房内で具材(肉・野菜)を回転釜で炒めてから袋に20人分を袋に入れ炒め汁は後で使用しますのでペットボトルに入れる。
麺は太麺を使用して一度スチームコンべックションで蒸す。
野外で焼きそばを炒め時は炒めた具材を軽く炒めて蒸した麺と合わせる。
美味しく作るには先ほど炒め汁を入れて炒めると美味しくなります。
(定番の焼きたての焼き鳥)
焼き鳥はもも肉とつくね2種類
もも肉は肉屋に頼んで串にさした生肉を使用し一度スチームコンべックションでもも肉とつくねを蒸します。
野外では焼き鳥台できつね色に焼き目を付けてオリジナルのタレを付けて食べて頂きます。
(夏でもお年寄りに人気な温かいおでん)
おでんの種類 6種(玉子・さつま揚げ・鰯のつくね・ちくわ・結び白滝・結び昆布)
おでんはたくさんの種類と材料で煮込んだ方がうま味が出て美味しくなります。
煮る時はおでん汁を沸かしてはダメです汁が濁ってしまいます。
(桜エビ入りお好み焼き)
小麦粉に水と卵を合わせた物に対し、卸した大和芋を2割入れるとフワットしたお好み焼きが出来ます。ソースは定番のおたふくソースかな。
納涼祭 屋台メニュー人気
1位焼きそば 2位焼き鳥 3位お好み焼き 4位フランクフルト 5位カットフルーツ
【 9月 】
お年寄りの施設の大イベントは敬老会
献立名 お祝い膳
小鉢 玉子豆腐 天いくら・星オクラ
吸物 蟹しんじょう 冬瓜 松葉柚子
八寸 蟹出し巻玉子・鳥団子・栗型丸十・酢取り茗荷・小柱和え物
煮物 高野豆腐・茶せん茄子・木葉南瓜・紅葉人参・絹サヤ
揚物 天ぷら(海老・結び鱚・舞茸・青唐)
食事 赤飯
甘味 葡萄
〇茶碗蒸しと玉子豆腐の違い
出し汁を使う卵料理を玉子と出し汁の割合の目安を覚えておくと便利です。
玉子豆腐の場合は玉子1に対して出し汁も1同量ということです。
茶碗蒸しの場合は卵1に対して出し汁3の割合で合わせるとちょうどよい硬さになります。
また、出し巻玉子は卵1に対して出し汁4分の1~3分の1の割合
このように割合を覚えておくと便利です。
※茶碗蒸しの出し汁は卵液の約3倍
※玉子豆腐の出し汁は卵液とほぼ同量
〇暑い時期のイベントで気を付けなければならない食中毒
暑くてじめじめとした時期は食中毒に注意しましょう。
ノロウィルスは冬場だけではなく1年通して流行しています。
厨房内や調理器具の衛生管理、食材や調理済み食材の管理に十分な注意を図りましょう。
福祉施設(メディカル)事業所で老人福祉施設・障害施設・保育園等でお年寄りから子供たちに喜んで頂く為に新しいイベント食を提案して行きます。