非常時の備えは、ローリングストックで無理なくバランス良く

 

能登半島地震より、もうすぐ2ヶ月。
時間が経つごとに浮き彫りになる被害に、心が痛みますね。
被災地に、早く日常が戻ることを願っています。

ところで、皆さんは自然災害を想定して、どんな備えをしていますか?
何事もない日々が続いていると、つい意識が薄れてしまいますが、各地のニュースを見るたびに、改めて備えの必要性を感じます。
1年に1回は、防災用品のチェックを忘れないようにしたいですね。


中でも入れ替え頻度が高いのが食材
昔は「非常食」として長期保存可能な乾パンなどを揃えておくことが主流でしたが、今は日常の食材をストックして使い回す「ローリングストック法」も推奨されています。
賞味期限が来た時の消費のしやすさや、入れ替える食材の揃えやすさを考えると、こちらがより手軽かもしれません。
食品の幅も広く、好みに合わせて選べるのも利点です。

 

非常時に必ず確保したいのは、水とカロリーが摂れるもの
加えて、免疫力が下がって体調不良を起こさないよう、たんぱく質や食物繊維、ビタミン類も一緒に摂れる物も一緒に揃えるとベターです。

 

そこでまず挙げられるのが、お馴染みのカップ麺
温かい物が食べられる上、コンパクトにエネルギー補給ができます。
王道の揚げ麺タイプからノンフライ麺まで、その種類も様々なので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

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ただ、ビタミン類が不足しやすい状況下で、刺激が強いラーメンは粘膜を荒らして免疫力低下に繋がりかねません。
唐辛子たっぷりの担々麺や辛ラーメンより、マイルドな塩や醤油みそ味のラーメンがお勧めです。
以前取り上げた「完全食」も非常食に向いているので、常温で長く保存できる物を利用するのも良いでしょう。

 

また、パンが好きな方は、ロングライフパンの買い置きも便利です。
食べやすく普段の朝食や軽食としても使えますし、個包装でお出かけの時に持ち歩きもできます。

ご飯は、お湯を注ぐだけで食べられるアルファ米の他、そのままでも食べられるお粥も便利です。
カロリーは低いですが、水分も補給できるメリットもあります。
ストックしておくと体調不良時にも使えるため、自分の非常事態対策としても、いくつか常備しておくと良いですよ。

さらに、シリアルはおやつや朝食としても食べやすく、使い回しがしやすいストックです。
朝食として手軽に栄養補給ができるように、ビタミンやミネラルが添加されている物が多いので、不足がちな栄養素を補いやすく災害時にも向いてします。
ロングライフの牛乳豆乳を用意しておくと、シリアルにかけてたんぱく質やカルシウムも補給でき、さらにバランスが整います。

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たんぱく質の供給源としては、ツナやサバ缶、サンマの蒲焼など、魚の缶詰が便利なアイテム。
普段の料理にも使えるので、1人あたり1日1缶食べられるようにストックしておくことをお勧めします。

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また、魚肉ソーセージも常温保存できる上、ゴミが少ないのが利点。
たんぱく質の吸収も良いため、普段より量が確保しにくい非常時に適した食材です。

 

そして、体を温めてくれるスープ味噌汁も忘れないようにしたい常備品。
選ぶ時には、少し高めでも野菜やきのこ海藻類が沢山入っている物が、不足しやすい食物繊維やビタミン類を補給できてお勧めです。
具の多い物が用意できない場合は、乾燥野菜も一緒に購入し、足して食べるのも良いでしょう。

100%の野菜や果物ジュース類も、水分やビタミン補給ができる便利なストックで一般的にも推奨されています。

焼き海苔、カットワカメなどの海藻類は、日常的にも不足しやすいため、非常時を想定して普段から買い置きを増やすと良いですね。
カットワカメはスープや味噌汁だけでなく、カップ麺に加えても食物繊維を補えます。

 

最後に、ドライフルーツナッツも、食物繊維やミネラル、ビタミン補給として良いアイテムです。
プルーンは鉄分が豊富でメンタルの安定に、ドライマンゴーはβ-カロテン豊富で免疫力アップに貢献するなど、非常時のお悩み軽減に良い成分が入っています。

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ナッツ類は、賞味期限が長く、質の良い油を含んでいて、コンパクトにカロリーを補えるのも利点です。
特にアーモンドはビタミンEも多く抗酸化作用が高いので、ストレスへの抵抗力も高まります。
普段の間食に食べている方は、常に1袋分のストックを置いておくと良いですね。

 

いつ来てもおかしくない自然災害。
普段から災害時を考慮して食材を使い回し、無理なく備える習慣を付けていきましょう。

エミ

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・株式会社ケイ・エフ・ケイ
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