「味」と「におい」と「新型コロナ」

このブログを書いている2020年5月中旬現在、新型コロナウイルスが世界中で流行し、日本においては未だ収束に至っておりません。

今回なぜ新型コロナと味覚・嗅覚をテーマにしたかというと、株式会社ケイ・エフ・ケイは事業所給食の会社であり、日々従業員食堂や福祉施設などでお食事を提供しております。

楽しくお食事をするという行為には当然のことながら味覚(あじ)と食欲をそそられるにおいは切り離せず、その2つが無ければ食事を美味しく食べることはできないと思ったのが理由です。

 

ところで、僕は阪神タイガースの藤浪投手の新型コロナウイルス感染報道を通じて、新型コロナウイルスと味覚・嗅覚異常に関連があるのを知りました。

彼は新型コロナ感染時に発症する倦怠感や発熱、せきなどの症状はなかったものの、「食事の際ににおいを感じにくい」、「コーヒーなどのにおいを感じないと嗅覚異常を訴えていました。
同時期に感染した別のチームメイトは発熱と味覚異常を訴えたとのことでした。

 

僕は最初、本当に新型コロナと関係あるのだろうかと疑問に思っていましたが、ほかにも複数のJリーグの選手や森三中の黒沢さん、また、海外でも同様の症状を訴える報告があり、アメリカのCDC=疾病対策センターも新型コロナに感染した場合の症状の例として追加しています。

先程の藤浪選手がいるプロ野球は未だ開幕の日程さえ決まらず、既に交流戦とオールスター戦はなくなってしまいました。
台湾や韓国は少し遅れて開幕しましたが、今後の状況によっては先が見えない不透明さも残っています。

その他、東京オリンピックを始め、国内外、プロ・アマを問わず他の多くのスポーツにおいても中止や延期が発表されています。
今まで懸命に努力を続けてきたアスリートや学生たちの無念さを思うと胸が締め付けられます。

 

運動でいうと、現在多くの人々が在宅勤務やオンライン授業等による運動量減少などから運動不足になりやすいといわれています。

家での運動のやり方については様々なメディアで紹介されているのでここでは敢えて触れませんが、重要なのは自分に合った無理のない運動方法を見つけ、それを短時間でも習慣化することだと思います。
また、普段出来なかった家事などをしてこまめに身体を動かすこともよいと思います。

 

・もし、味やにおいに異常を感じたら

さて、本題に戻ります。もし仮に味やにおいに異常を感じたらどうすればよいのでしょうか。
すぐに医療機関を受診するべきなのでしょうか?

日本耳鼻咽喉科学会は、においや味の異常を感じても、発熱やせき、息苦しさ、だるさがない場合は、不要不急の外出を控え自宅で2週間は様子を見ることを求めています。
その間、体温を毎日測定し、こまめな手洗い、人と接する際のマスクの着用をお願いしています。

 

・まとめ

嗅覚や味覚障害は一般の風邪などでも生じることがあり、自然に治ることも多く、これといった特効薬もないとのことです。
その他の症状が無かった場合は、他人に感染させるリスクや逆にうつされるリスクも考慮し、すぐに受診するよりある程度様子を見た方がよいと思われます。

いずれにしましても、一人ひとりが気を緩めることなく、「3密」を避け、感染症対策に努めることが人々の命や社会を守り、早期に新型コロナウイルスに打ち勝つことにつながるのではないでしょうか。

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