今年も新米の美味しい季節になりました。
個人的な話で申し訳ないのですが、私、ご飯が大好きでして、毎食3食飽きずにお米をいただいております。
お客様からも、まずは美味しいお米を、という話をよく聞きます。
なので、ケイ・エフ・ケイでは山形の業者様より庄内のお米を調達しています。
少しお値段が張りますが、日本人は米が一番。
災害時も、米と水と塩があれば何とかなります。
今回は、そんなお米の話。
お米の生産はデリケート
お米の生産には、気候の変動が関係しています。
ひと昔前は美味しいお米と言ったら新潟の「コシヒカリ」、宮城の「ササニシキ」この2大勢力が圧倒的でした。
しかし今は、気候の変動によりササニシキは作れなくなっているようで、別の品種が生産されています。
逆に言えばコシヒカリは今の気候でも生産が出来、比較的に温かい関東や東海地方でも生産が可能ってことですね。
2017年は、お値段が高め
2017年の新米・・・、お値段が高くありません?
仕入部としても価格の要望を提出して何度かの交渉をしましたが、物流コストの影響もあり、お米の単価が上がりました。(ガーン・・・)
値上げの理由は大きく分けて2つ。
理由1.政府の政策により、米の生産を主食用から飼料用に切り替えると補助金が出るから。
この補助金の影響により、人間が食べる米より、飼料米へ生産をシフトする生産者が増えてしまいました。
減反したこと。
※減反(げんたん)とは、米の生産を抑制するための国の政策
理由2.今年は日照不足だったから。
梅雨時に雨は少なく、真夏は雨が多かったことが原因だと言われています。
陽の光が少ない上に、収穫間近に大雨や台風などがありました。
これにより生育遅れ(米粒が小さい)になったり、水田に土砂が流れ込んだり、こういった自然の力により今年の新米価格が上がったようです。
されど、お米
個人の主観はさておき、給食会社はお米を切らすわけにいきません。
そしてお米の単価が上がってしまったとしても、安価なお米を使うわけにはいきません。
食事をされる方に、満足に、お腹いっぱいに食事をしてもらうため、仕入部は日々交渉を続けていかなければならないのです。
それでは、また。
仕入部 T