しっかり噛まなきゃ勿体ない!噛むことのメリットを見直してみよう

 

皆さんは、食事をよく噛んで食べていますか?
よく噛んで食べた方が良い」という事を、知らない方はほとんどいないでしょう。
それにも関わらず、実践し続けている方は意外と少ないと感じます。

時間がないと焦って食べてしまいますし、つい忘れてしまいがちですよね。
バランス良い食事と同様、短期間では効果を実感しにくいのも理由の1つかもしれません。
ただ、よく噛むことはお金がかからないシンプルな健康法
このメリットを再確認して、もっと実践していきましょう!

 

まず最初に上げられるメリットは、満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防止してくれること。
満腹中枢は、食べ始めてから脳に指令が行くまで15~20分程度かかります。
よく噛むことで、自然に時間がかかるようになり、満腹感を得やすくなるのです。
いつも5分や10分で食べ終わってしまう方は、もっと噛む回数を増やして時間をかけて食べて下さいね。

たくさん噛むコツは、一口の量を小さくすること。
これまでの半分、あるいは4分の1にして少しずつ口に運べば、口の中に入ってからの動きが変わらなくても、2倍、4倍噛むことができ、それだけ時間もかけやすくなります。

20250421_img01

さらに、口に入れた食べ物は味がなくなるまで噛むことを意識して。
粉々になればなるほど舌に当たる表面積が広がり、その分味わう量も多くなります。
食べることが好きで、ダイエットがなかなかうまくいかない、頑張ってもリバウンドしてしまうという方は、一口一口楽しみを広げるという気持ちで噛んでみましょう。
これを徹底することで、ストレスなく全体量を抑えやすくなりますよ。

また、よく噛むことは消費エネルギーアップに!
食事をすると、食べたものの約10%のエネルギーが消化などのために使われますが、同じ物を食べてもよく噛むことで消費量が増えます。
年齢と共に代謝が下がったと悩む方は、噛む回数を増やして消費量を上げてみてはいかがでしょうか?

 

次に、血糖値への影響
食後はインスリンが出ることで血糖値を下げてくれますが、よく噛むことによりインスリンが出やすくなります。

食物繊維の多い野菜も血糖値を抑えてくれるため、野菜をしっかり噛んで食べると相乗効果が期待できますね。
野菜が足りない場合にジュースで代用してしまいがちですが、これだと噛むことによる効果が得られません。
手軽なサラダでも良いですし、歯応えのあるスティック野菜、金平ごぼうや、筍の煮物なら、より噛む回数を増やしやすくなります。

20250421_img02

煮物を作る時に、少し大きめの乱切りにするのも良いですね。
キャベツもコールスローのように小さくカットするのではなく、大きくちぎって塩だれなどで食べると、噛む回数を増やしやすくなります。
きゅうりやトマトも包丁で切らずに丸かじりしたら、手間も省けてよく噛めるかもしれませんね。

20250421_img03

 

最後に、噛むことにより物理的に食べ物が細かくなる上、唾液もよく出て消化を促す効果も。
これによって胃腸の負担が減り、腸内環境が整いやすくなります。
腸は免疫機能やホルモンの生成など、健康管理に直結する臓器。
腸が元気になれば様々な病気の予防・改善や花粉症などのアレルギー症状を緩和するメリットが期待できます。

20250421_img04

それだけでなく、筋肉を付きやすくしたり、持久力を上げたりするなど、運動のパフォーマンス向上にも貢献してくれるのです。

また、新年度は環境の変化で疲れやすくなったり、気持ちが落ち込んだりしやすい時期。
この症状の改善には、幸せホルモンのセロトニンがしっかり作られることが大切です。
セロトニンの主な製造機は腸
腸内環境を整えておくことで、疲労回復を促す上、メンタルも安定しやすくなります。

さらに唾液が増えることにより、虫歯や歯周病予防など口腔ケアをしてくれます。
歯が健康でなければよく噛めなくなるのはもちろんのこと、口腔内環境が悪化するとインスリンの働きが低下して、糖尿病を悪化させてしまいます。
それによって動脈硬化が進むなど、他の生活習慣病にも影響を及ぼすのです。
よく噛んで口腔内環境を良くしておくことは、全身のメンテナンスにも繋がります。

20250421_img05

 

いかがですか?
「時間がない」と日々慌てて食べていた方も、あと10分食事に時間がかけられないか、改めて考えてみて下さいね。
ここでかける10分は、あなたの身体に大きな恩恵をもたらすかもしれません。
食事をよく噛みよく味わい心を満たしつつ健康な身体を維持していきましょう。

エミ

このサイトの運営会社は

・株式会社ケイ・エフ・ケイ
kfk_hp_banner

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事