休肝日どう作る?スマートなお酒の付き合い方は?

 

皆さんは賢いお酒の飲み方をしていますか?

若い頃はいくら飲んでも体重が増えなかったけど…。
体重は変わらないけど、お腹が年々出てきた…。

血液検査の数値が悪くなった方々とお話をしていると、こんな声をよく聞きます。
特に、体重が基準値内でもお腹周りが大きい方の中には、アルコールがコントロールできずに悩む方も…。

私自身もアルコール好きですが、飲み過ぎると体重は変わらなくてもお腹が緩むと感じます。
ストレスが解消されたり、コミュニケーションがスムーズになるなど、メリットもありますが、デメリットとも隣り合わせなのが難しいところです。

身体の内側も外側も、より良い状態を保つためには、アルコールとは上手に付き合っていく必要があるでしょう。

 

1日の適量とされるのはアルコール量20gビール500ml、又は日本酒1合程度
まずはこの適量を頭に置いてこれを超えないようにしていきたいですね。

1回のアルコール量がこれより多い方は、1週間トータルで適量×7日分(ビール:3,500ml、日本酒:7合)以内に収まるよう、休肝日を作ることが大切。
週3日以上の休肝日を作ることで、適量より多く飲む方でさえ死亡率が半分近くに減るとも言われています。
長くお酒を楽しむためには、定期的にお休みを入れるメリハリある飲み方が望ましいですね。

では、どうやったら休肝日を作りやすいのか?

やりやすい方法は人それぞれですが、漠然と「週1回位休肝日にする」と思っても、なかなか習慣付きにくいようです。
あらかじめ「○曜日は休肝日にする」など、タイミングを決めておきましょう。

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私自身は、休み前は飲みたい気持ちが強くなるため、その前日となる木曜日やウィークディの月曜日が実行しやすいタイミングです。
日勤のシフト制なら、「勤務のスタート日」のように、曜日にこだわらずシフトに合わせてタイミングを設定するのも良いでしょう。
昼夜交替勤務の場合は、まずは夜勤明けからトライして成功される方も多く見受けられます。

そして休肝日を決めたら、その日に飲みたい気持ちが高まらない工夫もお薦め。
冷やして飲むビールやチューハイを、敢えて冷やしておかないのも良い方法です。

加えて私が特に意識するのは、休肝日のメニュー
例えば、餃子や唐揚げが出てきたらビールを開けたくなる、パスタにはワインを…というように、自分の好きなアルコールと相性抜群な料理がありませんか?
休肝日にしたい日は、そんな誘惑のある料理を避けるようにしていきましょう。

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逆に、どのメニューがアルコールなしでも食べやすいのかを考えてみて下さい。
メニューから休肝日の状況を整えていくと、辛くなく実行しやすくなります。

ご家族にお食事を用意して頂く方は、休肝日を宣言し、その日に避けたいメニューや作って欲しいメニューを伝えておくのがベターです。

また夕食が外食の方は、お酒の誘惑が少ないお店を事前に探しておくことも必要。
居酒屋で食事を済ませるのが習慣になっている方もいますが、居酒屋に入ってしまえば休肝日にするのは当然ながら難しいですから…。

それから、普段の休肝日に飲み会が重なってしまうこともあると思います。
事前に1週間のスケジュールを思い浮かべ、予定通りに休肝日が取れないと分かったら、その時点で代わりの休肝日をイメージしておきましょう。

ちなみに「体調が悪い」「前日飲み過ぎた」という理由で、結果として定期的に(?)休肝日があるという話も聞きますが、それだと「コントロールしている」状態ではありません
休肝日のために体調を崩したり飲み過ぎるのは、本末転倒ですから…。
休肝日は、良い状態を維持するために計画的に実行していきましょう。

大事なのは、アルコールの飲み方を自分で「コントロールする」ことですから。

 

それと1回の飲む量をセーブするためには、日中の水分補給をきちんとしておく事が重要です。

ビールやチューハイを美味しく飲むために、帰宅前には水分を摂らず喉をカラカラにして帰るという方、結構いますよね。
乾いた身体に一瞬心地よいアルコールで満たすのは快適かもしれませんが、利尿作用の強いアルコールで更に身体が渇くという過酷な状況になります。
アルコールは最終的に喉の渇きを癒すものではないことを心に刻み、きちんと水分補給をした上で欲するアルコールを楽しむようにしたいですね。

同様に、アルコールを飲んでいる時にも、チェイサーを忘れないようにしましょう。
身体を潤して流れを整えることで、内臓の働きも良くなり悪酔いもしにくくなります。
無糖の炭酸水や麦茶など、ノンカフェインの飲料を隣に置いて、交互に飲む習慣を付けたいものです。

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飲み屋さんでは、始めは水を出してくれないお店もありますが、思い切って最初に「お水を下さい」とお願いしてみましょう。
途中でお願いすると「アルコールはもう終わり」という雰囲気になってしまいがちですが、最初に頼むと「そういう飲み方をする人なんだ」と逆に周りの理解も得やすくなります。
当然ながらお腹も膨れやすくなるため、アルコールの量も自然に減ってくるかもしれません。

 

また、冷やして飲むビールやチューハイなどは、余分に冷やしすぎないのもポイント。
その日飲む分だけ冷蔵庫に入れておくのが理想です。

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家にあると飲んでしまうから、1日分だけコンビニで買って帰る方もいますね。
コンビニが近い方は、やや少なめに購入しておき、どうしても飲みたくなったら買いに行く方法もあります。
結果として同じ本数飲んでしまうとしても、コンビニまで歩くことで運動量も増やすことができますよ。

それと、「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」のようなアルコール飲料。
活用することで数値への影響を和らげてくれるケースもあります。
ただ、アルコール自体の影響がなくなる訳ではなく、どのアルコールも「いくらでもOK」にはなりません
アルコールの適量を守ること毎週の休肝日はマストと考えておきましょう。

 

アルコールを良いものにするか、悪いものにするのかは自分次第
賢くアルコールを嗜み、楽しく飲み続けたくはありませんか?
スマートな飲み方で、アルコール好きな皆様が、これから先も健康素敵な大人であることを願っています!

エミ

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・株式会社ケイ・エフ・ケイ
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