求人広告で目にする、老人ホームなどの福祉施設の調理補助スタッフの募集。
「未経験でも大丈夫」「資格はいりません」「簡単なお仕事です」。
うたい文句も大体このような事が書かれていますが、本当なのでしょうか?
今回は福祉施設の食堂で調理補助スタッフが行う仕事を、動画とあわせてご紹介します。
調理補助スタッフの主な作業は5つ
委託給食会社において調理補助スタッフは、食堂を運営するにあたり欠かせない存在です。
どんなに調理技術の優れた調理師さんでも、食数が少ないならともかく、そうでなければ全ての作業を一人で行うのは困難です。
そのお手伝いをするのが調理補助スタッフの仕事になります。
その中で、福祉施設の調理補助スタッフが行う主な5つの作業。
- 食材の仕込み
- 料理の盛り付け
- 配膳
- 食器などの洗浄
- 厨房の掃除
これらの作業を動画と合わせて、ご紹介します。
1.食材の仕込み
- 主な仕込み作業は食材の切り込みです。
- 包丁を使って料理をしたことがある方なら、問題なく出来ると思います。
- 他にも仕込み作業はありますが、基本的に調理師が作業方法を指示してくれます。
その作業方法も、高い調理技術は必要ないので大丈夫です。
2.料理の盛り付け
- 盛り付けは基本的に調理師が指示した通りに盛り付けていくか、見本を作ってくれるので、その通りに盛り付けていきます。
- 入所者の方の食事形態に合わせて料理を小さく切ったり、細かく刻んだりもします。
- 他にも、ご飯をよそったり、お味噌汁やスープなどの汁物をよそったりします。
3.配膳
- トレイにお箸や料理をセットします。
- トレイには入所者の方ごとの食事情報が書かれた食札がセットしてあります。
その内容を確認しながら、料理などを置いていきます。
4.食器などの洗浄
- 食事時間が終わって下げられてきた食器を洗います。
- こちらの食堂では手洗いですが、洗浄する食器の数が多い所では食器洗浄機を使います。
- 食器以外にも使った調理器具やトレイも洗って、きれいにします。
5.厨房の掃除
- 一日の最後に厨房の掃除をします。
- 掃除は主に床掃除です。
- ホウキ等で床を掃いてチリトリでゴミを集め、モップがけをして床をきれいに磨きます。
さて、いかがでしたでしょうか?
場所によってやり方は若干違いますが、概ねこの5つの作業を行います。
繰り返しになりますが、どれも難しい調理技術は必要ありません。
これ以外にも、その食堂ごとの仕事もあったりしますが、それらも特別な技術を必要とするものではありません。
調理補助ってどんなことをするんだろう?と思っていた方。
この記事を参考に、調理補助スタッフをぜひ仕事の選択肢のひとつに加えてみてください。