
給食会社に委託せず、自園で給食室(給食)を運営する方針を守っている保育園様の園長様や担当者様にお話しをうかがっていると、「自園給食運営をセールスポイントにしている。だから委託化は考えられない」と言われることが多々あります。
そして、保育園オリジナルの献立で園児にあわせた美味しいお食事を、保育園の厨房スタッフが提供することが、保護者から評価されていると教えていただきます。
給食会社へ委託すれば、労務管理等の管理業務の負担が軽減されることは認識されているのですが、自営で給食室を運営することは、園のポリシーだからゆずれないということなのです。
しかし、同時に、雇用している栄養士や調理スタッフが女性であることが多いため、産休や育休取得、また生活の変化による退職が発生したときの対応に苦慮しているともおしゃっていました。
期間限定で栄養士や調理スタッフを出向してもらえないかという話を受けることもありますが、残念ながら、給食業界では栄養士や調理師は人材不足であり、派遣するほどの余裕はないのが現実です。
私たちのような給食会社は委託契約に基づいて給食業務を提供するのが社業であるため、委託につながらない派遣業務を請けることは原則としてありませんし、実際に派遣業務専門のスタッフを抱えていません。

自営で給食を運営されている保育園では、給食スタッフの産休・育休対策が万全ではないようです。
中には栄養士や調理スタッフを多めに抱えている余裕のある保育園もありましたが、それは例外でしょう。
給食の委託は考えていない、だが栄養士・調理スタッフの期間限定の休業についての対策には頭をかかえている。
そういう課題をかかえた保育園様には、献立作成代行をおすすめしています。
献立作成代行とは、保育園様の特性にあわせた献立を作成するサービスで、ヒアリングと献立作成提供をセットにしたものになっています。
使用食材等も記載された献立になっているので、発注業務も簡単に行えるようになっています。
また、調理責任者や栄養士不在の時期の衛生管理の不安解消のために、衛生チェック代行業務もあります。
こちらは給食経験豊富なスタッフによるヒアリングと月1回の衛生チェック、そして衛生チェック結果表の作成をパッケージにした商品で、結果表に記載してある改善提案を参考にしていただければ、衛生環境の向上につながるという商品です。
給食というと「委託化」という印象が強いのですが、このように給食会社は、自営給食をサポートする仕組みも用意しています。
気になったら問合せてみてはいかがでしょうか。

