正月太りを解消するには?正月にお勧めの食材と体のリセットのコツについて

来たるお正月。
多くの人が、1年の中で最も体重コントロールに苦しむ時期ではないでしょうか?
昨年はコロナ自粛で帰省を控えていた人も、今年は親戚で集まることもあるかもしれませんね。

私自身も、会話が弾むとつい美味しいお酒やお料理を食べ過ぎてしまうのは、珍しくありません。
こんな時期、皆さんはどのように乗り切っていますか?

美味しい物を食べてリラックスする時間を持つのは、心と体のためにも良いことです。
ただ、その後の体重コントロールに苦しまないよう、賢くお正月を楽しんでいきたいもの。
そこで、お正月の体重増加を最小限に抑える工夫と、その後のリセットについて考えていきましょう。

 

まず、お正月の体重増加を最小限に抑えるには??

お正月に定番の「おせち料理」。

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自ら取り分けて食べるため、「取り分け方」の意識が重要ですね。

おせち料理は、普段の食事に比べて品数が多い上、縁起物で料理に意味があるが故に「どれも食べておこう」という気持ちになりませんか?
そのため、取り分ける時の量はいつもおかずより少なめに、どれも一口程度の少量にすることが重要です。
好きなアイテムはつい多めにとってしまいがちですが、まずは一口ずつ一通り食べた後、どうしても食べたいお料理を追加で取るようにしましょう。

おせち料理は日持ちするように味付けも濃くなっているため、砂糖などのカロリーを上げる調味料も多く使われる傾向にあります。
そんな中で比較的カロリーが低く、食物繊維などのダイエットに良い成分が含まれているのが「煮〆」です。
特に椎茸、こんにゃく、昆布などは低カロリーなので、「追加」で食べたい時にも積極的にチョイスして下さいね。

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また、お正月に欠かせない白いお餅
丸いもの、四角いもの、形は色々ありますが、お餅と言ってまず思い浮かべるのはこの真っ白なお餅でしょう。

我が家でもこの白いお餅をお雑煮に入れて食べ、一年をスタートしています。
柔らかくて伸びの良いお餅は、本当に美味しいですね。
ただ、この白いお餅、普通のご飯に比べてカロリーも高く、コンパクトにペロリと食べられてしまいます。
そのため、お餅は体重が増える原因になりやすいのです。

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そこで注目は、玄米餅
私も毎年お正月のお餅のラインナップに加え、白いお餅と併用しています。
白いお餅ほど、長~くは伸びませんが、プチプチとした食感があり、噛めば噛むほど味が出るのが特徴です。
しっかり噛めて早くに満腹感を感じやすいので、食べ過ぎ防止にもなりますね。

そして食物繊維も多く、生活リズムが狂って便秘になりがちな時期にも嬉しい食材です。
糖質や脂質を使う時に必要なビタミンB群も豊富なので、糖質をとりながら糖質を消費する力も高めてくれますよ♪
血圧を下げるのに貢献するマグネシウムやカリウムも多いので、味付けが濃いおせち料理にもぴったりですね。

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でも玄米餅はちょっと…という人は、あわ餅にトライを。
白いお餅と似たような食感ですが、食物繊維やビタミンB1は白いお餅よりグンと多いのが特徴です。
「白いお餅の食感は譲れない!」という場合は、あわ餅でさりげなく消費しやすい体にしておきましょう。

ところで、お餅を3個食べたいと思ったら、3個まとめて焼いていませんか?
お餅は一度に焼くと、「硬くならないうちに食べないと!」と急いで食べてしまいがちです。

正月太りの予防を考えれば1個ずつ焼くのが賢い食べ方
それが難しい場合にも、まずは2個焼いて本当にもう1個食べたいか考えてみて下さいね。
少しずつ食べることでどれも美味しく食べられますし、数が減る可能性もあります。

もし一度に焼いてしまった時にも、ゆっくりよく噛んで食べる意識が大切。
冷めたらレンジで数十秒温めれば柔らかさは復活するので、焦らず食べるように心がけましょう。

たくさん食べたい人は、あらかじめ包丁で半分にカットして焼き、見た目の個数を増やすのも良いですね。
お餅にスリットが入っている物は、手でも簡単に2つに割れ便利です。

 

そうは言っても、やっぱりお正月には体重が増えるのは当たり前。
そこで早めに「リセット食」を入れて、増えた体重を戻していきましょう。

リセット食としてのお勧めは「お粥」や「おじや」。
風邪を引いた時、お腹を壊した時、お粥を食べていた、なんて記憶はありませんか?
お粥は胃腸に負担をかけずに吸収してくれる養生食
胃腸が疲れている時のリセットにピッタリです。

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お正月に続く日本の風習として、1月7日の「七草粥」がありますが、これはまさにお正月で疲れた胃腸を休めるために取り入れられた昔の人の知恵ですね。

七草に含まれるスズナ(カブ)、スズシロ(大根)は、消化を助ける食材で、正月の贅沢なご馳走を食べた後に最適なのです。
カロリーも低いので、ダイエット食にも向いています。

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体重が増えてしまった人は、七草粥だけでなく色々なお野菜を入れた「おじや」を何日か取り入れてみてはいかがでしょうか?

またこの時期は「鍋料理」をする人も多いことでしょう。
これも素材を工夫すればリセット料理に。

白菜や水菜、春菊のような葉物野菜をたっぷり用意するのがポイントです。
舞茸やエノキのようなきのこ類も、カロリーがほぼナシ!
体重を落としたければ葉物野菜きのこ類モリモリ食べる!を心がけて下さいね。

逆に豚肉などのメインの食材は控えめに。
特に豚バラ肉のような油の多い肉は高カロリーです。

体重を戻したい時期には、タラやサケ、カキにホタテ、カニのような魚介類カロリー抑えめ

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魚の切り身は鍋用に骨ごとぶつ切りにした物の方が、骨から出た濃いダシの味も加わって野菜やきのこを美味しく食べられます。
かさ張る割に食べる部分が少ないので、口にする量も自然に少なくなりますよ。普段は食べやすい「骨なし魚」を選んでしまいがちな人も、ダイエットのために是非ゆっくり食べられる「骨付き」にチャレンジして頂きたいですね。

そしてもちろん、揚げ物カレーなど油の多いメニューは、単にカロリーが高いだけでなく胃腸での滞留時間も長く負担がかかります。
内蔵が疲れているお正月明けには、ちょっとお休みして下さいね。

 

お正月を楽しみつつも少し食べ方を意識して、新年を身軽に明るく過ごしていきましょう。

エミ

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