日々当たり前のように流れるようになったコロナのニュース、今や変異ウイルスも加わってなかなか収束への道筋が見えない状況が続いていますね。
特にマスクなしでの会話が伴いやすい外食やお酒の場は、これからも気を遣う場面が増えそうです。
もっと自由に人との交流を楽しめる日が、早く来ることを願います。
そんな中で広がっている「家飲み」。
個人的には、周囲に気を遣わずに気楽に飲めるこのスタイルは大好きです。
ただ手軽なだけに頻度は多くなりやすく、料理やおつまみのバランスが気になる…という人も多いのではないでしょうか?
こんなご時世だからこそ、健康な身体は財産。家飲みの機会が増えても「体重が増えた」「健診の数値が悪くなった」とならないよう、身体への負担が大きくならないように楽しみたいですね。
今日は、そんな家飲みでの手軽でスマートなおつまみの選び方について考えてみましょう。
1)あっさり食材で肝臓の負担を減らす
アルコールを飲んだ時にそれを分解してくれる肝臓。
この肝臓は体に入ったエネルギーを貯めるという働きもあります。
そのため、お酒と油こってり高カロリーな食べ物を一緒に食べる…というのは、肝臓への負担が大!
肝臓のケアを考えるなら、おつまみとしては良質のたんぱく質やビタミンを含みつつも、油控えめなあっさりチョイスがお勧めです。
例えばコンビニ。
お会計前にホットスナックコーナーが目に飛び込んできますね。
唐揚げ、ポテトなど、お酒に合う魅力的な揚げ物も豊富です。
つい手を出したくなるところではありますが、そこをグッとこらえて焼き鳥にすると、カロリーや油も抑えやすくなります。
また、肝臓への負担を減らすあっさりおつまみとして、冷奴、枝豆、浅漬けなどが一般的にもよく挙げられますね。
これらもコンビニやスーパーに必ず売っている定番アイテムです。
そのまま食べるのも良いですが、豆腐に「キムチ」や「味付けザーサイ」お惣菜の「ナムル」を乗せてアレンジ冷奴にすると、バリエーションも広がって飽きずに食べやすくなります。
そして最近充実しているのが冷蔵コーナー。
タンのスモーク、ローストビーフ、スモークサーモン、焼きイカなどなど、おつまみとしてそのまま食べられる商品が増えているようです。
「ロースト」「スモーク」「グリル」の名称が付いた商品は、油をあまり使わずに作られているため、お酒とも良いコンビになりますね。
もちろんこのまま食べるのもアリですが、可能であればここも少しアレンジを。
今の時期なら「新玉ねぎ」をスライスして、これらと一緒に和えてみましょう。
甘みと食感、ほんのり辛い刺激が、美味しさも栄養バランスもアップしてくれます。
玉ねぎを切るのが面倒な人は、かいわれ大根やコールスロー、スティック野菜を巻く、上に乗せて食べる、というのも良いですね。
特に塩気が強い素材は、単品だと喉が乾いて余計にお酒が進みやすくなります。
おつまみだけで「しょっぱい!」と感じない位、野菜を加えて中和して食べるクセを付けましょう。
2)魚介類は加工品を活用して
「肉と魚のどっちをよく食べますか?」と聞いた時に、圧倒的に多いのは「肉」。
嗜好だけでなく、お値段や調理の手軽さから、魚の頻度が下がりがちになるのかもしれませんね。
そんな事情もあり、魚介類が足りないという課題を持つ人は多いようです。
そこで「加工品」に注目!
魚介類の加工品は、油控えめでお酒のおつまみにも向くものが沢山あります。
賞味期限が長く使い勝手が良いので程よく活用していきましょう。
まず代表的なのが、ちくわ、カニカマ、さつま揚げのような「練り製品」。
そのまま食べても良いですし、ちくわの穴に胡瓜やセロリを詰めるアレンジも良いですね。
カニカマはスーパーに売っている大根のつまと一緒に和える、さつま揚げに大根おろしを添えるなど、余裕がある時には一手間かけられるとベター。
野菜と一緒に食べることで、塩分を外に出す働きがある「カリウム」がとれるのもプラスポイントです。
特に練り製品は塩分が高めな食材なので、この小さな一手間があなたの健康に大きく貢献してくれます(^ ^)
低カロリーでミネラル豊富な貝類も肝臓を元気にしてくれる食材の代表格。
アサリの酒蒸しなどこの時期最高ですが、料理としてお店で並ぶことは少ないかもしれません。
そこで注目したいのは「缶詰」の商品。
目の疲れ解消の項でもご紹介しましたが、カキやホタテ、ムール貝などを燻製し、開けてすぐ食べられるものが売っています。
ちょっと変化が欲しい時の一品に、ストックしてみてはいかがでしょうか?
3)味付けは「酢」がポイント
「酢」はお酒を飲んでフル稼働している肝臓を助ける食材。
居酒屋さんのお通しで「酢の物」が出てくると、「気が利いているなぁ」と感じますね。
お惣菜なら「胡瓜とワカメの酢の物」「棒々鶏」「春雨サラダ」などは、これからの時期さっぱりと食べられて良いでしょう。
ダイエットに良い「モズク酢」「さしみこんにゃく(酢味噌付き)」も、おつまみ向きの手軽な1品になります。
冷凍で売っている「しめ鯖」なども、前述の魚介類と酢が同時にとれる質の良いおつまみになりますね。
ところで私自身は「ポン酢」が好きで、手作りするほど好んで愛用していますが、これも「酢」が習慣的にとれる万能の調味料になりお勧め!
冷奴やお浸しにかけるのはもちろん、茹でた野菜にごま油と一緒に混ぜると中華風の和え物になります。
これからの季節は冷しゃぶのタレにしたり、カツオのタタキにかけて食べたり、お酒に合うメインの調味料としても活躍してくれますね。
サラダのドレッシングとしても活用できるので、我が家では今や欠かせない調味料です。
市販の物もメーカーや種類によって味が大きく異なるので、ぜひお気に入りの1本を常備しておくことを推奨します。
そして基本的に「お酒を飲む時は食事と一緒に」としたいもの。
スナック菓子や乾き物と一緒にダラダラ飲み続ける…というのは、お酒や余分なおつまみも増えやすく、避けておきたい習慣です。
制限の多い生活の中でも身近な商品を賢く利用して、普段の家飲みを楽しくヘルシーに充実させて下さいね♪
エミ