社員食堂、福祉施設とはまた客層の違う学生食堂。
今回はケイ・エフ・ケイが現在委託運営している学生食堂を一例に、どういった取り組みをしているかお話ししたいと思います。
●学生食堂で「創立○周年記念メニュー」を提供
“創立○周年記念メニューは大学のシンボルマークを取り入れた豪華でお洒落な9マスプレートランチ”
静岡県内にある大学の学生食堂。
平成28年は前身の短大時代から起算し創立50周年とのことです。
大学様から、学生はじめ教職員を含め学内の盛り上がりを図る方策について、食堂でも何かできないかとご相談を受け、「創立○周年記念メニュー」の提供を提案し、毎月1回実施することになりました。
「創立○周年記念メニュー」には、大学のシンボルマークをかたどったお料理を盛り込み、若い方に人気の「洒落た料理を少しずつ多くの種類を食べたい、さらにデザートも」という要望を満たす9マスプレートランチをお出しします。
●ボリューム、栄養バランスの両方をカバーし、飽きのこない豊富なメニュー数
普段は日替わりの定食2種類、丼に加え、日替わりトッピングカレー、中華麺3種類(醤油、味噌、塩)、和麺(そば、うどん)を提供しています。
その他、サラダ、コロッケ、シャカシャカポテト、デザート、原宿ドック、アメリカンドックなど、若い学生さんから好評なサイドメニューもあります。
日替わり定食は、「ランチ」と「ベジ食べる」の2種類あり、3百種類を超える豊富なメニューを持っています。
それぞれの定食のコンセプトは次のとおりです。
「ランチ」 ・・・手作りのおいしい味
四季が感じられる、人気の定番メニュー等ご飯がすすむ美味しい副菜を添えてご提供しています。
「ベジ食べる」・・・野菜たっぷり、野菜不足解消
若い世代ほど不足しがちな野菜。
食事バランスガイドの副菜2単位(140g)以上の野菜を使用し、野菜が不足がちな学生さんを応援しています。
“ブログでメニューをチェック”
毎日、実物の写真をブログにアップしています。
学生さんは、食堂に行かなくてもスマホ、ケイタイからチェックできます。
学生食堂の場合、概ね提供アイテム数が多いと食堂をよく利用してもらえるようになります。
この学校のように、ブログなどの媒体で毎日のメニュー紹介をして食堂を利用しやすくするのもひとつの手です。
●学生さんの声を聞く
学生食堂を運営する場合も、基本は食べる方のニーズを考えるという事に変わりはありません。
こちらの学校ではご意見箱を設置し、各テーブルにご意見用紙を常備しています。
アナログなやり方ですが、そこに寄せられた学生さんの声を食堂運営に上手く取り入れていけば効果は十分にあります。
基本的には社員食堂や福祉施設と同じく、学生食堂も美味しい食事を提供するのは変わりありません。
しかしその中で”ウリ”になるようなコンセプトのある提供アイテムやイベントメニューがあると、食堂の利用率が変わってきます。
学生さんの声を聞いて、その学校にあったコンセプトを考えていきましょう。