食べ物の働きを知ろう

私たちが元気に生活をするためには食事からエネルギーを得ると同時にからだを作ったり、調子を整える栄養素が必要です。
栄養素はその働きや性質からたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類に分けられ、これを「五大栄養素」と言います。
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普段お子さんが食べている給食の献立表に献立名の他に使用食品が3つのグループに分けて記入されていると思います。
この3つのグループはわかりやすくするために「黄の食品」「赤の食品」「緑の食品」
おおまかに色分けしていますが、これは食品の色で分けられているのではなく、
食品に多く含まれている栄養素の働きによって分かられています。

 

「黄の食品」 おもにエネルギー源になる
→米、パン、めん類、いも類、油、砂糖 など

からだを動かすため、また脳にとっては唯一の栄養素。
1日中休みなく働いている脳や、成長期のからだに効率よく炭水化物を供給するには、ゆっくりと消化吸収される米や穀類がおすすめです。

【不足すると・・・】

疲れやすくなる、頭の働きがにぶり集中力が低下する。

【とりすぎると・・・】

余分な糖質が体脂肪としてたくわえられるので太る可能性がある。

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「赤の食品」 おもにからだを作る
→肉、魚、牛乳・乳製品、卵、大豆、豆製品 など

筋肉、内臓、皮膚、爪など人のからだの色々な部分を作るのに欠かせない栄養素。
肉・魚・牛乳・卵などに含まれる動物性たんぱく質と豆類・穀類などに含まれる「植物性たんぱく質」の2種類に分かれます。

どちらのたんぱく質もかたよることなくバランスよく食べましょう。

【不足すると・・・】

成長期にたんぱく質が不足するとからだや脳が十分に発達しない場合がある。

【とりすぎると・・・】

消費しきれないエネルギーが太る原因になる。

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「緑の食品」 おもにからだの調子を整える
→緑黄色野菜、淡色野菜、果物 など

ビタミンはからだの調子を整えるのに欠かせない栄養素。
13種類あり、からだの中の働きは種類によって異なります。
必要な量は少ないですが、人のからだの中で作る事が出来なかったり、作られても量が十分ではなかったりするので食べ物から摂る必要があります。

また、人のからだの中では作る事が出来ないミネラルにはカルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。
ミネラルは骨などからだの組織を構成したり、からだの調子を整えたりする働きがあります。

【不足すると・・・】

疲れやすくなる、風邪をひきやすくなる、肌荒れ、骨折しやすくなる、歯が弱くなる など。

【とりすぎると・・・】

年齢や種類によって摂取量が異なります。普通の食事で摂りすぎる心配はありませんが、いわゆる健康食品を使う場合は使い方に十分注意しましょう。

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毎日の食事で3つのグループから色々な食品がそろっているか意識することで栄養バランスを整える事が出来ます。

疲れやすい梅雨時期が明けると夏本番!

体調をくずさないようにするためにも、栄養バランスの良い食事を心かけて毎日元気に過ごせるようにしましょう。

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