ご紹介やホームページ等から、私たち営業部門にはさまざまなお問い合わせやご依頼をいただきます。
中には、私たちが請け負っていない仕事についてのお問い合わせも見られます。
おそらく、給食会社がどのような業務を行っているのか、一般的に知られていないからだと思われます。
そこで今回は、給食事業とは何かについて簡単にご説明いたします。
給食というと、学校給食を連想される方が多いと思われます。
学校や保育所で提供されている給食が、みなさんの考える「給食イメージ」に近いからでしょう。
同じように特別老人ホームや有料老人ホーム、障がい者施設、デイサービス等で提供される食事や、病院やクリニックで提供される食事、いわゆる「病院食」も給食のカテゴリーに入ります。
これらの施設内で提供される食事=給食というイメージでとらえると、学校給食と同様のものであることが分かりやすいと思われます。
実は、企業や工場の社員食堂・従業員食堂も給食に該当します。
社員食堂も給食施設になるからです。
もし、皆様が働かれている企業様等で社員食堂があり、業者によって運営されているなら、その業者は給食会社です。
学校や保育園という印象の強い給食ですが、実は大人が利用する社員食堂の運営も給食に該当するのです。
給食事業を展開するためには、管轄保健所で飲食店営業許可を取得する必要があります。
「飲食店営業(給食)」という名目で許可を取得して、提供する食事サービスが給食となります。
ざっくりというと給食とは、現場に設置された厨房施設で調理盛付したお食事を、ある程度限定された利用者に提供するサービスを指し、給食会社が給食事業として請け負っているお仕事になります。
官公庁や公的施設の食堂も運営しているのは原則として給食会社になります(例外として個人店が運営しているケースもあり)。
珍しいところになると、栄養管理が必要なプロスポーツクラブや大学の体育会などのスポーツ施設や、産婦人科のお祝い膳も給食会社が任されていることが多いのです。
一方で、町にあるレストランや焼き肉店のような利用者が限定されない飲食店は外食とされ、一般的な給食には含まれません(例外もあり)。
また、お弁当やケータリング業務も給食には含まれません。
先程の現地厨房施設で調理盛付という点から見ると、外れていることが理解できるでしょう。
それでも、給食事業が非常に多岐に渡っていることがお分かりになると思います。
その上、昨今の給食会社は、給食を出発点とした給食にとらわれない事業を展開しています。
例えば喫茶・売店やコンビニ運営、リネン事業やケータリング事業や配食事業を行っている給食会社もあります。
ケイ・エフ・ケイでも給食事業から発展して、献立作成代行業務や安全衛生チェック代行業務を承っております。
ですから給食会社にお問い合わせをする際、「給食会社がどのような事業を展開しているのか」「給食会社に相談していいものなのか」など、分からないことを理由に躊躇せず、お気軽に今抱えている問題についてご相談いただければと思います。
「食」に関わることであれば、給食会社は相談に乗って力になってくれるはずです。