コロナ禍からようやく脱した感がありますが、いまだにマスクは手放せないというのが本音で、一体いつまで続くんでだろうか・・・。
今回、仕入部からは昨年の春先から続いている、食材が値上がりしている根拠について書いてみたいと思います。
原料価格の上昇の主な要因
- 昨年よりのロシア・ウクライナ戦争による供給総量の減少と原料購入国の変化
- エルニーニョ現象(海水温上昇)による漁場の変化と漁獲不振
- エネルギーコスト上昇による配送費、海外輸入品の燃料代上昇
資材、副資材価格上昇の主な要因
- 資材の原料となるコストの上昇(石油製品など)
- 添加物の原材料となる素材コストの上昇
- 原材料、完成品運搬にかかわる、運輸コストの上昇
為替の影響
昨年、2022年秋冬に急激に進んだ円安は、政府の介入等の影響も有り いったん収まり 130円台前半で落ち着いておりましたが、23年4月以降また円安が進み 足元では144円を超えている水準であります。
簡単に言えば、
- 戦争と異常気象で原材料がなく各国で取り合い
- ガソリン(原油)が高く、輸入品も国内産も輸送費が増
- 特に輸入品に頼る日本は、円安で食材だけではなく価格が上昇している
今後は、食料難より輸送費の上昇の方が大きなウエイトを持ちそうな話の流れになっているようです。
給料も値上げできないかな・・・
それでは、また。
仕入部 T