口から食べることの大切さ

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食べることは生きるために必要な栄養素を確保し、生活のリズムを作り、健やかな暮らしを維持するための基本です。

私たちは普段、「口から食べる」ことについて、あまりにも当たり前のことなので特に意識したことがないかと思います。
健康なときは、その大切さに気づきにくいでしょう。

食べることは、楽しみや癒しとなります。
「口から食べる」ことは、身体面や精神面にどのような影響があるのでしょうか。20160606img_02

 

五感を刺激

「口から食べる」ことは、味や香り、季節などを感じることができます。
食べ物の味を味わうという感覚機能は、味覚だけではありません。

  • 料理の彩りや美しい盛り付けを楽しむ ⇒ 視覚
  • 香りを嗅ぐ ⇒ 嗅覚
  • 食器の触れ合う音や天ぷらなど揚げ物をしているときの音を聞く ⇒ 聴覚
  • 食べ物を口に入れたときの感触や喉ごし ⇒ 触覚

このように食事をするたびに、五感のすべてが刺激されるのです。

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脳を活性化

食べることは、口やあごを動かす以外にも唾液の分泌が促し、胃腸の働きがスムーズになったり、各部の筋肉など多くの身体機能を使うので、全身に良い影響を与えます。

特に噛むことは、脳の活性化につながります。

おいしいものを食べたときの味や匂いの記憶は、そのときの状況とともに記憶され、同じ味に出会ったときに、その当時の状況を思い出すことがあるといわれるほど、食べることは脳に大きな影響を与えるのです。

 

生涯を通して「口から食べる」ために

普段から食べ物をしっかりとよく噛んで、噛む力と飲み込む力が衰えないようにしましょう。
柔らかいものばかり食べていると、噛む力が低下するだけでなく、自分で噛んで食べようという意欲もなくなってしまいます。

また、虫歯や歯周病を治療し、入れ歯はきちんと合ったものをするなど、口の中の環境を整えましょう。

 

「口から食べる」ことは、心身の健康のためにとても大切なことです。
生涯を通して「口から食べる」ことができるよう、栄養バランスだけでなく、おいしく、楽しく、安全に食事がとれる工夫も大切です。

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