「毎日使う社員食堂」という視点で給食会社を見よう

社員食堂の見直しを考えるとき、どの点に着目すればいいのでしょうか。

企業様それぞれの要望や事情があるので一概には言えませんが、私の経験からいうと、通常提供される食事のクオリティ、メニュー構成と内容、安全衛生管理体制、バックアップ体制、企業ポリシーその他サービス、実績、価格(コスト)、プレゼンの内容、などに着目されている企業様が多いようです。

給食会社はプレゼンや企画提案で、ストロングポイントをアピールするものです。
しかし、プレゼンや企画書の内容が、毎日提供される食事やサービスに反映されていなければ、意味はありません。

ですから、給食会社を選ぶうえで、プレゼンや企画提案以上に、実際に提供されている食事やサービスといった、実際の運営内容を知ることが重要であることは間違いありません。

 

とはいえ、事前に、その業者の本当の運営内容を知るのは至難です。
なぜなら、社員食堂は一般的に外部に開かれていないからです。

また、普通の外食産業と異なり、仮に他社の社員食堂を見学することが出来ても、各社員食堂は契約内容その等の前提となる条件が異なるため参考にならないことも多いものです。

一方、給食会社のホームページには、表現の違いこそあれ、かならず「運営体制は万全です」という文句が謳われているはずです。
また、各社がこれまで積み重ねてきたノウハウや運営実績、受賞歴もあるはずです。
クライアントの声や実際に働いている人たちの声も掲載されていることもあります。

長年、給食業界にいる私でも、ほとんど同じ内容に見えてしまうのですから、業界の外におられる方々にとっては、なおさらでしょう。

 

給食会社の運営をチェックするのに、分かりやすい目安があります。

「その給食会社がここ数年間で食中毒事故を起こしたことがあるか否か」です。

食中毒事故は、最も重要な日々の安全衛生管理体制上の問題が原因で発生していることも多いのです。

つまり、食中毒事故の発生の有無によって、給食会社の普段の運営管理体制の一端を知ることが出来ます。
もし、食堂運営を切り替える際に、気になった給食会社がありましたら、その会社の食中毒事故をニュース検索して参考にするといいでしょう。

また、各保健所は管轄する地域ごとに事故発生状況を公開しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

給食会社の実際の運営を評価するうえで、もうひとつ、チェックしておくといい点があります。

「その会社と社員食堂のある地域との関係性」です。

簡単にいえば、「給食会社が全国展開をしているか、その地域のみで事業展開をしているのか」「近隣に本社はあるのか、それとも支社なのか営業所なのか」などです。

私が営業をしていて、見直しのきっかけのなる要因として多いのは、「本社マネジメントがなされずに食堂が放置されている状態になっていること」です。

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現場任せになると、本部による衛生チェックや運営指導がなされず、食堂サービス全般の低下につながります。
本社スタッフの数に対して事業所を多く抱え過ぎているキャパシティの問題とともに、その食堂のある地域との距離感の問題が原因になっていました。

私が営業先で聞いたところによると、全国展開で数多くの食堂を受託運営している給食会社では、拠点から距離があり、比較的規模の小さい食堂の運営がおざなりになる傾向があるようです。
ですから社員食堂の運営を見直す際に、給食会社の事業展開とそのエリアとの関わりに注目すると、実際のサービスがある程度想定することはできます。

もし、神奈川県その他近隣で社員食堂の見直しを考えておられるのであれば、神奈川県藤沢市を本拠とし、事業開始以来50年以上保健所による営業停止を受けたことのない、私たちケイ・エフ・ケイにお声掛けをお願いいたします。

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