もっと野菜を食べよう!ビタミンだけじゃない野菜の価値って?

 

物価高が止まらない今日この頃。
野菜って高いよね」という声を、耳にするようになりました。
確かに野菜にかかるコストも増えたり、気候の変化で生産量が減ったりする中、野菜の値段も上がってきています。

去年の国民栄養調査では、直近10年で野菜の摂取量が減っているという結果が発表されていますが、さらに今年は野菜を食べることにハードルを感じている方が増えるかもしれません。
野菜の摂取量は年代が上がるごとに増える傾向にありますが、比較的よく食べている70歳代でも70g 程度不足しています。
一番少ない20代女性では140g程度の不足
まだ健康に不安のない年代は、なおさら野菜離れしやすいようです。

 

野菜を食べることにより、血糖値や血圧、脂質などの数値を改善したり、ガンの予防や改善をしたりするなど、様々な効果があることは知られています。

ただ、これらの効果を実感するためには、短くても2ヶ月、長ければ5年10年という期間食べ続ける必要があります。
そのため、「野菜によって自分の身体が良い状態になっている」とは、感じにくいのかもしれません。

ましてや、放置していれば年齢によって悪くなっていた数値が、野菜により悪化の速度が抑えられていたとしても、「野菜を食べた効果があった!」とはなかなか思わないですよね。
短期間で実感しやすい効果は、野菜によって満腹感が上がる、腸内環境が良くなることが挙げられます。
これによってダイエットに成功したり、お通じが良くなったり、肌荒れが治ったり、目に見えやすい悩みを解決する結果が出やすいからです。

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ただ、この点についても「食物繊維」や「腸内環境を整える」などのサプリで代用できると考える方がいますが、サプリは野菜の役目全てをカバーする訳ではありません
サプリで代えられない野菜の大きな役目の1つは、噛む回数を増やすこと。
よく噛むことは、満腹感を上げるだけでなく、腸内環境を整えること、セロトニンを増やしてメンタルを整えることにも繋がります。
野菜は、ビタミンやミネラルなどの成分の補給だけでなく、野菜を食べる行為そのものにも価値があるのです。

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また、野菜があることで食事の彩りも良くなり、食卓も華やかになりますよね。
年齢を重ねて血液の数値が悪くなった方、食事を減らしても体重が落ちなくなってきた方はもちろんですが、若いうちから野菜をしっかり食べて、健康や体型を維持しやすい食習慣を作っていきましょう。

 

では、どうやったらお財布にも優しく野菜量を増やせるでしょうか?

全体的な栄養素の摂取状況から考えると、メインメニューの食材の選び方を変え、その分野菜の購入をするのがお勧めです。

肉や魚などから摂る動物性たんぱく質の割合は50%が目安ですが、野菜が不足がちな若い年代ほど、この比率が高くなっています。
食材で見れば、肉が多く、豆類の消費量が少ないという傾向に…。

例えば、肉野菜炒めや焼きそばを作る時、1人分でどの位の肉を使っていますか?
1人暮らしだと1人で200~300g入った1パックを使い切る方がいますが、栄養バランスから考えた1人分の量は80g前後です。
購入した時に小分けにして冷凍し、2~3回に分けて使うと良いでしょう。
浮いたお金を野菜の購入に充てて、バランスアップして下さい。
1回の肉の量が多くない場合は、肉の量を半分にして、その分安価な豆腐や生揚げを足すのも良いですね。

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あるいは、納豆をプラスすれば、たんぱく質を補填しつつ、発酵食品や食物繊維を補うことができ、腸内環境の改善にも貢献します。

糖質制限ダイエットの影響から、ご飯を豆腐に置き換える方が増えましたが、栄養素や食材バランスから考えると、肉の一部を豆腐に置き換えるのが妥当です。
ちなみに、大豆製品類は野菜ではありません
大豆製品を食べて安心せず、野菜を増やすことも心がけていきましょう。

また、甘いパンを1個減らしてサラダを買う、ドーナツなどのお菓子の頻度を減らして野菜の惣菜を増やすなど、ちょっと余分に食べてしまっていたものを減らして野菜を増やすのもスマートな方法です。
アルコールの量や頻度が高い方は、ここを見直して野菜量を増やせば、睡眠の質の向上や疲れの解消にも繋がり、生活の質が向上するかもしれません。

そして、もしダイエットのためにエステに行く、高いサプリを買っているのであれば、他の健康上のメリットを考慮して、その分の資金を野菜に使うのもお勧めです。
エステやサプリも、食事の基盤あってこそ効果が上がるものですから。
もちろん、両立できる方は、野菜もしっかり食べてさらに効果を上げて下さいね。

 

改めて野菜の価値を見直し、野菜たっぷりの食事でこの先も健康で素敵な自分づくりをしていきましょう♪

エミ

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