「食育」とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識とバランスのよい「食」を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
食べることは生涯にわたって続く基本的な営みですから、子どもはもちろん大人になってからも「食育」は重要です。
保育園によって提供方法や作業できる環境(包丁などの調理器具を使えるかなど)は様々。
また、近年は食物アレルギーのお子さんのも増えていることから、内容についてさらに慎重に検討しています。
色々な環境を考慮した上で、楽しく・美味しく食育が実施できるよう、各園で工夫をされています。
今回、私が担当をしている園のテーマは「郷土料理」でした。
(すべて料理では埋まらず、一部農産物ネタにはなりましたが・・・)
限られた時間内で少ない食材・簡単な作業工程のもの、またアレルギーを考慮すると、野菜やご飯を使用した郷土料理を中心となりました。
- 五平餅(長野県)
ご飯をつぶして味噌を塗る
- しきしき(奈良県)
米粉で作った生地にあんこを包む - きりたんぽ(秋田県)
ご飯をつぶして割りばしに巻き付ける
- 鬼まんじゅう(愛知県)
こねた生地にさつま芋を乗せて蒸す
- 練馬大根もち(東京都)
すりおろした大根に米粉を混ぜて焼く
その他、郷土料理ではないですが・・・
- 山形県
枝豆ポタージュ(枝豆をさやから取り出し、つぶして豆乳に混ぜる)
- 和歌山県
みかんジュース(みかんをつぶしてジュースを作る)
など、過去のテーマには「野菜」「フルーツ」「魚」「絵本に出てくる食べ物」といった物もありました。
直接食材を触り、自分好みの形や大きさに作れる内容の物は人気がありますし、美味しそうに食べてくれます。
これからも子どもたちが食に興味を持ってもらえる内容のものを、保育士さんと一緒に考えていきたいと思います!