
給食会社の新規開発をしている中で、対応していただくお客様からこんな言葉を聞く機会が度々あります。
「大手の給食会社なのに対応が悪い」「メニュー変更を依頼しているのにシステム上できないと断られた」。
大手の給食会社はきっちりとしたシステムが構築されており、「大規模に」「安定した」給食事業を展開する力は当社、ケイ・エフ・ケイのような中小とは比較になりません。
また、外食企業とのコラボやCMも積極的に行っております。
実際、大手給食会社に社員食堂や給食を任せている法人様のほとんどが相応の評価をしているのではないでしょうか。
しかしながら、社員食堂の運営が上手くいっているときは良いのですが、いったん運営に狂いが出たときの修正は難しいようです。
理由として挙げられるのはシステムが構築されているからです。
先程、長所としてあげたシステムがなぜ短所になってしまうのでしょうか。
大手給食会社は、物流や発注、献立、運営管理を一括のシステムで行うことで効率化とコストダウンをはかっています。
システムの中で解決できる問題であれば迅速な対応が可能ですが、システムの中で解決できない問題には上手く対処できていないようです。
そのひとつが、献立と使用食材の修正です。
給食事業を展開しておりますとお客様から「献立を変えて新しいメニューを入れてほしい」「使用する食材を変更してほしい」とリクエストを受けることがあります。
当社では速やかに対応することが可能です。
当社と同様の規模の給食会社でも同じでしょう。
ところが大手では易々とはいかないようです。
なぜなら使用食材ひとつを変更するにも、システムの中で使用食材と物流ルートが決められているため、変更することができないからです。
指定された食材以外を使用するとペナルティを受けるという話を聞いたこともあります。献立の変更も同様です。
献立を変更しようにも、システムで指定食材と物流が連動しているためにできないそうです。
現場で勝手に変更もできません。
つまり、大規模で効率化をはかったシステムを構築したために、些細な変更に対応することができなくなっているのです。
毎日稼働している社員食堂の運営は、「人気メニューを増やしてほしい」「ハンバーグの作り方を変えてほしい」等々、食堂で発生する些細な問題をいかにクリアして改善につなげていくことです。
それは至極、当たり前のことです。
食材や献立を変えてほしいという要望に応えられないほうがおかしいのです。
こうした当たり前が、現在の社員食堂をお任せしている給食会社が出来ていないのなら、他の給食会社の話を聞いてみてはいかがでしょうか。